今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「アラモード」です。
「アラモード」の意味・使い方・語源・類義語について分かりやすく解説します。
☆「アラモード」をざっくり言うと……
英語表記 | アラモード(à la mode) |
---|---|
意味 | 最新流行。または、様々な甘味を組み合わせたデザート |
語源 | フランス語のà la mode |
類義語 | トレンド、ブーム、パフェなど |
アラモード、パフェ、サンデーの違い | 発祥国の違い |
「アラモード」とは?
「アラモード」の意味を詳しく
「アラモード」とは、最新流行。または、様々な甘味を組み合わせたデザートのことです。
本来は、フランス語のà la mode(流行の)という言葉から来ています。フランスでは「最新の」という形容詞として使われます。
日本では、デザートの名前として使われることが多いです。「プリンアラモード」のように、アイスクリームや果物など、甘味を組み合わせたデザートを指します。
「プリンアラモード」自体は日本が発祥のデザートです。神奈川県にある、ホテルニューグランドのパティシエが考案しました。
英語では、アイスクリームを乗せたパイなどのデザートを指します。
「アラモード」の使い方
- 小さな頃から、プリンアラモードが大好物だ。
- そのファッションブランドのアラモードは、イエローをふんだんに使用している。
「アラモード」の語源
アラモードの語源はフランス語の “à la mode” です。
àは、英語のatやinのような意味を持ちます。
laは、定冠詞(英語のthe)の女性形です。フランス語では、名詞には女性名詞と男性名詞があります。「流行の」という意味のmodeは、女性名詞であるため、定冠詞はlaとなります。
フランス語では主に、“Elle s’habille toujours à la mode.(彼女はいつも流行の服を着ている。)” のように、形容詞として使われます。
「アラモード」の類義語
アラモードには以下のような類義語があります。
- トレンド:流行
- ブーム:人気の対象となること
- ハイテク:最新技術
- パフェ:アイスクリームに、クリームや果物を合わせたデザート
- サンデー:アイスクリームと、チョコレートや生クリームを合わせたデザート
トレンド、ブーム、ハイテクは、「最新の」や「流行の」という意味です。パフェ、サンデーは、デザートの「アラモード」の類義語です。
アラモード、パフェ、サンデーの違い
アラモード、パフェ、サンデーは、デザートの内容はほとんど同じですが、発祥の国の異なります。
上記の通り、アラモードというデザートは日本発祥です。
パフェは、フランスが発祥です。もともと、parfait(完璧な)という単語に由来します。
サンデーは、アメリカが発祥です。日曜日限定で販売されていたということで、その名がついたと言われています。
まとめ
以上、この記事では「アラモード」について解説しました。
英語表記 | アラモード(à la mode) |
---|---|
意味 | 最新流行。または、様々な甘味を組み合わせたデザート |
語源 | フランス語のà la mode |
類義語 | トレンド、ブーム、パフェなど |
アラモード、パフェ、サンデーの違い | 発祥国の違い |
アラモードは、レストランなどで多く使われますが、意味を知る人は少ないです。また、パフェとサンデーとの違いを把握している人も少ないです。
知っておくと、知識が広がり、会話の引き出しも増えます。ぜひ覚えましょう。