ことわざ「秋の日は釣瓶落とし」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、ことわざの「秋の日は釣瓶(つるべ)落とし」です。

言葉の意味・使い方・由来・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「秋の日は釣瓶落とし」の意味をスッキリ理解!

秋の日は釣瓶(つるべ)落とし:秋は日暮れが早いこと

「秋の日は釣瓶落とし」の意味を詳しく

「秋の日は釣瓶落とし」とは、秋は日暮れが早いという意味のことわざです。「秋の日暮れ」という、特定の季節の現象に関することわざです。そのため、使用場面は限定されています。

秋の日暮れの早さに対して使うのが適切な使い方です。そのため、季節の移り変わりに対して使うのは間違いなので注意してください。たとえば、「秋の日は釣瓶落としのように過ぎ、すぐに冬になる。」と言うのは適切でないといえます。

釣瓶とは、水を汲むための桶を指します。江戸時代から昭和初期まで、釣瓶と滑車を使って水を汲んでいました。その後、手押しや電動のポンプの井戸を経て、現在のような水道になりました。

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「秋の日は釣瓶落とし」の使い方

  • 秋の日は釣瓶落としというので、子供にはなるべく早く帰ってくるように言い聞かせた。

この例文では、「秋は早く日が沈む」という意味で「秋の日は釣瓶落とし」を使っています。

「秋の日は釣瓶落とし」の由来

釣瓶があっという間に井戸の中に落ちていくことが由来です。

釣瓶には竿や縄が付いていて、井戸の中に落として水を汲みます。釣瓶のついた縄を手から放すと、釣瓶は勢いよく井戸の中に落ちていきます。

この様子を、秋の日暮れの早さにたとえて、「秋の日は釣瓶落とし」ということわざが生まれました。

秋の日暮れが早い理由

秋はなぜ日が暮れるのが早いのか、疑問に思うかもしれません。これは、日没後の現象に関係があります。

日の入り後は、薄明(はくめい)という時間があります。薄明とは、日が沈んだ後も少し明るい状態のことです。5月~7月にかけて、薄明の時間が長くなります。

その中でも、最も長いのが6月です。6月と比べると、10月は薄明が約30分も短くなります。うっすらと明るい状態から、暗くなるまでの時間が短いため、秋は日暮れが早いと感じます。

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「秋の日は釣瓶落とし」の類義語

「秋の日は釣瓶落とし」には以下のような類義語があります。

  • 秋の日の鉈(なた)落とし:「秋の日は釣瓶落とし」と同じ意味

「秋の日は釣瓶落とし」の対義語

「秋の日は釣瓶落とし」には以下のような対義語があります。

  • 春の日は暮れそうで暮れぬ:春は日照時間が長く、なかなか日が暮れないこと
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「秋の日は釣瓶落とし」の英語訳

「秋の日は釣瓶落とし」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • We say the autumn sun sinks as quickly as a bucket falling into a well.
    (秋の日は釣瓶落としという。)

まとめ

以上、この記事では「秋の日は釣瓶落とし」について解説しました。

読み方 秋の日は釣瓶(つるべ)落とし
意味 秋は日暮れが早いこと
由来 滑車によって釣瓶が、井戸の中に素早く落ちていくことが由来
類義語 秋の日の鉈落とし
対義語 春の日は暮れそうで暮れぬ
英語訳 We say the autumn sun sinks as quickly as a bucket falling into a well.(秋の日は釣瓶落としという。)

「秋の日は釣瓶落とし」が生まれたのは、井戸を使っていた時代です。さらに、滑車付きの井戸を見る機会も減りました。そのため、このことわざの意味を知っている人は、少なくなったかもしれません。

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