「愛嬌(あいきょう)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「愛嬌(あいきょう)」です。

言葉の意味・使い方・語源・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「愛嬌」の意味をスッキリ理解!

愛嬌(あいきょう):可愛らしく、憎めない様子やしぐさ

「愛嬌」の意味を詳しく

「愛嬌」は、「可愛らしく、憎めない様子やしぐさ」を意味する熟語です。この意味が転じて、「相手に好感を抱かせようとして示すにこやかさ」や「相手を喜ばせる言動」を指すこともあります。

「愛」という漢字が持つ意味には、「いとしい」や「かわいらしい」があります。もう一方の「嬌」という漢字にも「愛らしい」や「なまめかしい」という意味があります。したがって、この熟語は似たような意味を持つ漢字を組み合わせたものだとわかりますね。

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「愛嬌」の使い方

  1. 彼女は愛嬌のある微笑みで、彼に向かって話しかけた。
  2. その店員の接客には、愛嬌が漂っていると評判が高い。
  3. 赤ちゃんは、愛嬌が顔いっぱいに溢れた表情で母親を見つめている。
  4. 世間では、愛嬌があれば何かと特だと言われている。
  5. 「男は度胸、女は愛嬌」と言うけれど、今はそんな時代ではない。
  6. まだ新人ですので、失敗があってもご愛嬌ということで、許してやってください。

⑤の「男は度胸、女は愛嬌」は、ことわざです。「男にとって大切なのは、何事も恐れない精神力であり、女にとって大切なのは、可愛らしいふるまいができるということだ」という意味です。

⑥のように「ご愛嬌」という使われ方も多く用いられます。これは、「許容範囲内の、愛らしく思えるような失敗や欠点」を意味します。

「愛嬌」の語源

「愛嬌」の由来となっているのは、仏教語の「愛敬相(あいぎょうそう)」という言葉です。これは、「仏や菩薩の表情が穏やかで優しいこと」を意味しています。

この「愛敬相」をもとに、まず「愛敬(あいぎょう)」という言葉が生まれました。これには、「顔つきやふるまいなどが、優しく愛らしいこと」という意味があります。

室町時代になって、「愛敬」の読み方が「あいきょう」と変わりはじめました。その読み方が定着した中世後期頃には、すでに「敬」という漢字本来の意味は失われ、より意味に沿った漢字である「嬌」という漢字が用いられるようになりました。

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「愛嬌」の類義語

愛嬌には以下のような類義語があります。

  • 愛想(あいそ):他人に好感を持たれる言動
「愛嬌」の本来の意味としては、生まれつき備わったものというニュアンスが強いです。一方、類義語の「愛想」は意識的な言動を指しています。

「愛嬌」の英語訳

愛嬌を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • charm
    (人を惹き付ける魅力)
  • attractiveness
    (魅力があること)
  • amiability
    (温和、愛嬌)
  • winsomeness
    (魅力があること、愛嬌があること)
  • ingratiating behavior
    (愛嬌、取り入るような振る舞い)
「相手を喜ばせる言動」という意味では、「もてなし」を意味する “entertainment” を使う場合もあります。

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まとめ

以上、この記事では「愛嬌」について解説しました。

読み方 愛嬌(あいきょう)
意味 可愛らしく、憎めない様子やしぐさ
語源 仏教語の「愛敬相」から
類義語 愛想
英語訳 charm(人を惹き付ける魅力)など

「愛嬌」は、日常生活でよく使われる熟語です。類義語の「愛想」との違いもきちんと理解し、正しく使えるようにしておきましょう。

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