「アドリブ」とは?意味と使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「アドリブ」です。

「アドリブ」の意味・使い方・語源・類義語について分かりやすく解説します。

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「アドリブ」とは?

アドリブ(ad:lib):即興

「アドリブ」の意味を詳しく

「アドリブ」は「即興」という意味のカタカナ語です。特に音楽や演劇用語として使われます。

音楽用語では、楽譜には載っていない思いつきのメロディなどのことを指します。たとえば、ピアノやギターを思いつくままに弾くことが「アドリブ」になります。

一方で演劇用語として使用される場合、台本や脚本に載っていない思いつきの演技やセリフのことを指します。たとえば、喧嘩をする場面でより臨場感を観客に伝えるために、脚本に書いてないような相手の悪口を言うことです。

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「アドリブ」の使い方

  1. アドリブで芝居するという企画のテレビ番組だ。
  2. この曲はアドリブのフレーズを基に制作した。
  3. 予想外な問題について、アドリブで対処する。

「アドリブ」は特に音楽や演劇について言及するときによく使用します。しかし、使用するのはそれだけではなく、日常生活での幅広い場面です。決められた事に対して、思いつきで発言するときなど何気ない日常の場面です。

たとえば、面接です。面接では聞かれることや答えることはある程度決まっています。自己PRや志望理由などを聞かれます。しかし、中には意表を付く質問もあります。

たとえば、「明日世界が終わるとしたら何をしますか」など突拍子もない質問です。この質問で、面接官は志願者の臨機応変に対応する能力を見ます。つまり、「アドリブ」で答える能力です。また、その質問に対してその場で思いついたことを発言することを「アドリブで答える」と言います。

その他にも「アドリブで乗り切る」「アドリブの演出をする」というような使い方をします。

 

①の例文は演技のテレビ番組に関する例文です。ちなみに、台本無しで「アドリブ」でドラマを演じる番組は実際に存在します。TBS系列で放送される「鶴瓶のスジナシ」という番組です。「アドリブ」ならではの面白さがあり、視聴者を楽しませてくれます。

②の例文は作曲に関する例文です。「アドリブのフレーズ」とは、多くの場合思いついたメロディを指します。たとえば、気分で鼻歌を歌うときがありますよね。

この思いついた鼻歌のメロディがオリジナルのものだった場合、「アドリブのフレーズ」と言うことができます。そのフレーズをもとにして、曲を作ることをこの例文では表しています。

③の例文は、先ほどの説明した面接などの場面で起こる様子を表しています。

「アドリブ」の語源

「アドリブ」の語源はラテン語のad libです。ad lib自体の表記も色々あります。ad lib.やad:libという表現もあります。もともとこれらの表現も略称で、ad libitumという書き方が正式な表現です。

この単語の意味は「自由に」「気ままに」です。それが変化してカタカナ語では、今のように「即興」という意味で使用されるようになりました。

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「アドリブ」の類義語

「アドリブ」には以下のような類義語があります。

  • インプロンプツ:即興
  • フリースタイル:即興
「インプロンプツ」は「即興」という意味のカタカナ語です。英語のimpromptuが語源です。カタカナ語では、ラテン語が語源の「アドリブ」がとても有名なため、それに比べると使用頻度は少ないです。そのため、難易度が高い表現とも言えるでしょう。

「インプロンプツ」は音楽用語として使用します。たとえば、「即興で出来上がった曲」と言いたい場合この「インプロンプツ」を使います。ただ厳密に言うと即興演奏した曲ではなく、自由な形式で書かれた曲も指します。特にオーケストラなどクラシック音楽に対して使用することが多いです。

たとえば、有名なショパンも「インプロンプツ曲」を書いています。

「インプロンプツ」を使用するときに表記の差があります。場合によっては「インプロンプツ」をフランス語読みにして、「アンプロンプチュ」などと表現したり、「インプロンプチュ」と書く場合もあるのです。ただし意味は「即興」で同じです。

 

「フリースタイル」は「即興」という意味のカタカナ語です。英語のfreestyleが語源になっています。

「アドリブ」が、ただ単に「思いつき」「即興の」という意味であるのに対して、「フリースタイル」は「何か特定の演技についての即興」という意味が強いです。たとえば、スポーツやヒップホップというジャンルの音楽について使用します。

スポーツについて使用する場合、代表的なものにはバスケットボールがあります。バスケットボールには玉をバウンドさせるドリブルというテクニックがあります。

そのドリブルテクニックを組み合わせて華麗な演技を披露することを「フリースタイル」と言います。もちろん、思いつくままに自分の得意な技を組み合わせればよいので、鮮やかに決まることが多いです。

 

また、ヒップホップで「フリースタイル」という場合は、歌詞を見ずに音楽に合わせて思いついた歌詞でラップすることを指します。ヒップホップの場合、ポイントなのがどれだけとんちを効かせるかどうかが重要です。

与えられたお題に対して、どれだけ即座に韻を踏むことができるのかが試されます。韻とは、単語同士の母音の音を重ねることです。たとえば、「簡単」と「あんまん」などが挙げられます。

このように、いかに瞬発的に自分の単語力を駆使しながら韻を踏むことができるかどうかが試されているのです。

 

ちなみに、ヒップホップの「フリースタイル」を題材にしたテレビ番組も存在します。「フリースタイルダンジョン」という番組で、音楽に載せながら即興で相手の悪口を言い合います。

これは、「フリースタイルバトル」とも言われます。相手が言ってきたことに対して、韻を踏みながら論破します。これが上手く言えたほうが勝ちというルールです。ヒップホップにおける「フリースタイル」は、黒人のラップがルーツになっています。

また、その他の一般的な場面で「フリースタイル」は「自由形式」という意味で使用します。つまり形やルールに囚われずに、自由でのびのびと表現するということです。

まとめ

以上、この記事では「アドリブ」について解説しました。

英語表記 アドリブ(ad:lib)
意味 即興
語源 ラテン語の “ad:lib”
類義語 インプロンプツ、フリースタイルなど

「アドリブ」は日常生活でもよく使用するカタカナ語の1つです。面接など、思い付きで答えなければならない場面は多くあります。「アドリブ」という単語が分かれば、少しは対策が立てやすいかもしれません。

ぜひこの記事で「アドリブ」の意味や使い方を理解して、実際の生活でも役に立てるようにしましょう。

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