ことわざ「あちら立てればこちらが立たぬ」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、ことわざの「あちら立てればこちらが立たぬ」です。

言葉の意味・使い方・類義語・英語訳について分かりやすく解説します。

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「あちら立てればこちらが立たぬ」の意味をスッキリ理解!

あちら立てればこちらが立たぬ:2つの物事に対して、同時にどちらにも都合の良いようにするのは難しいということ

「あちら立てればこちらが立たぬ」の意味を詳しく


「あちら立てればこちらが立たぬ」とは、「2つの物事に対して、同時にどちらにも都合の良いようにするのは難しいということ」という意味です。

「あちら立てればこちらが立たぬ」は、「あちらを立てればこちらが立たず」とも言います。

 

このことわざは、「一方によければ他方にとっては不利になり、両方によいことはない」ということを表しています。

たとえば、ダイエット中にどうしてもお菓子が食べたくなったとします。もしも食べてしまったら、「食べたい」という食欲は満たされますが、痩せるためにはマイナスになります。

この他にも、2者の間でけんかや摩擦が生じたとします。この際に、どちらかの言い分を聞こうとすれば、一方にとってそれは快いものではありません。

このように、どちらにとってもいいようにするのはとても難しいのです。

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「あちら立てればこちらが立たぬ」の使い方

  1. あちら立てればこちらが立たぬというので、友人同士のけんかにはあまり深く踏み入らないようにしている。
  2. 何事もあちら立てればこちらが立たぬなので、何かに迷った時は、自分にとって一番大切なものは何かを考える。
  3. 対立した2つの意見の間で板挟みになり、まさにあちら立てればこちらが立たぬの状態であった。

「あちら立てればこちらが立たぬ」の類義語

「あちら立てればこちらが立たぬ」には以下のような類義語があります。

  • 出船(でふね)によい風は入り船(いりふね)に悪い
  • 猫が肥(こ)えれば鰹節(かつおぶし)が痩せる
  • 頭押さえりゃ尻(しり)上がる
  • 両方立てれば身が立たぬ
  • 東に近ければ西に遠い

ご紹介した類義語は、すべて「一方によければ他方に不利でになること」「両方はうまくいかないということ」を表すことわざです。

「両方立てれば身が立たぬ」はこの意味に加えて、「両方によくしようと思えば自分自身が苦しくなってしまう」という意味も含んでいます。

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「あちら立てればこちらが立たぬ」の英語訳

「あちら立てればこちらが立たぬ」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • It’s hard to please everybody.
    (皆を満足させることは難しい)
  • Damned if you do and damned if you don’t.
    (やってもけなされ、やらなくてもけなされる)
  • If I am true to the one, I must be false to the other.
    (あちら立てればこちらが立たぬ)

“It’s hard to please everybody.” は、「皆を満足させることは難しい」と訳されます。つまり、満足させられる人もいれば、中には満足させられない人もいるという意味です。

“Damned if you do and damned if you don’t.” のdamnedは、damn(酷評する、けなす)の過去分詞形です。やってもやらなくても、それによって都合の悪い人がいるという意味です。

まとめ

以上、この記事では「あちら立てればこちらが立たぬ」について解説しました。

読み方 あちら立てればこちらが立たぬ
意味 2つの物事に対して、同時にどちらにも都合の良いようにするのは難しいということ
類義語 出船によい風は入り船に悪い、猫が肥えれば鰹節が痩せるなど
英語訳 it’s hard to please everybody(皆を満足させることは難しい)

どちらにも都合の良いようにすることはとても難しいことです。どちらの長所を採用することが最善なのか、きちんと判断することが重要です。

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