今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「アクセス」です。
「アクセス」の意味・使い方・語源・類義語・対義語について分かりやすく解説します。
☆「アクセス」をざっくり言うと……
英語表記 | アクセス(access) |
---|---|
意味 | ネットワークなどに、接続すること |
語源 | 英語の access |
類義語 | アプローチ、クリック |
対義語 | ディスコネクト |
「アクセス」とは?
「アクセス」の意味を詳しく
「アクセス 」は「接続すること」というのが主な意味のカタカナ語です。特に「ネットワークへの接続」を「アクセス」と言います。
また、インターネットを使用する際に、ユーザーがインターネットに接続するのを仲介している業者があります。その業者のことをサービスプロバイダと呼びますが、その基地局を「アクセス」とも呼びます。
一方で、無線LANを使用してネットワークに接続するための中継器のことも「アクセス」と言います。「アクセスポイント」というのを聞いたことがありますよね。
同じくITに関連する意味としては、「データの読み書き」です。メモリーカードなど記憶装置からデータを読んだり書いたりすることです。また、「目的地までの道のり」のことを「アクセス」と言うことがあります。
発展途上国への援助などに関する文脈では「アクセス」は「享受する」「手に入れる」という意味もあります。
「アクセス」の使い方
- 正しい情報にアクセスすることができた。
- 発展途上国には水にアクセスできない人がいる。
- 私の家から会社までのアクセスがよい。
「アクセス」は主にIT用語として使います。たとえば、「アクセスする」「アクセスカウンター」などと言います。「アクセスする」とは「接続する」です。「アクセスカウンター」とは、「接続数」という意味です。①もITに関しての例文です。
また、②の例文のように「享受する」「手に入れる」という意味で使われることもあります。この用法は、水や食糧問題について言及するときに使用されることが多いです。
③の例文の「アクセス」は「目的地までの道のり」です。「アクセスがよい」とは、「目的地までの道のりが短い」ということです。
「アクセス」の語源
「アクセス」の語源は英語の access です。意味はカタカナ語とほぼ同じです。「接続する」「読み書きする」という意味です。カタカナ語にない意味は、「利用可能にする」「取り出す」です。これらの意味とカタカナ語で混同しないようにしましょう。
「方向」という意味の ac と、「進む」という意味の cess が一緒になって「その方向に進む」になりました。これが access の中心的なイメージです。
「アクセス」の類義語
「アクセス」には以下のような類義語があります。
- クリック:押す、マウスを押して接続する
- アプローチ:接近
「クリック」は「押す、マウスを押して接続する」という意味のカタカナ語です。語源は英語の click です。マウスを使いながらネットサーフィンをしますよね。マウスを押すことで、別のサイトに画面が切り替わります。それが由来で「接続」という意味で使われることもあります。
「アプローチ」は「接近」という意味のカタカナ語です。「アプローチ」の語源は英語の approach です。厳密には「学問や研究上の対象に対して接近する」という意味があります。対象や目標に接近することで、情報を手に入れたり知識を手に入れたりすることができるのです。
実際に使用する場合は、「アプローチする」「アプローチ方法」というような使い方をします。しかし、「アプローチ」は、「親しくなる」や「目標への接近」など多くの意味を持った単語ですので、混同しないように注意してください。
「アクセス 」の対義語
「アクセス 」には以下のような対義語があります。
- ディスコネクト:切断
「ディスコネクト」は「切断」「断ち切る」という意味です。たとえば、インターネットを切断することを「インターネットからディスコネクトする」と言えます。「アクセス」が「接続」「接近」ですので、正反対の意味なのですね。
語源は英語の disconnection です。「接続」を意味する connect に否定を表す dis が一緒になってできました。
まとめ
以上、この記事では「アクセス」について解説しました。
英語表記 | アクセス(access) |
---|---|
意味 | ネットワークなどに、接続すること |
語源 | 英語の access |
類義語 | アプローチ、クリック |
対義語 | ディスコネクト |
「アクセス」はとても利用頻度が高い単語です。特にインターネットが発達してから、「アクセス」という単語を使用することが増えました。今、この記事をご覧になっている人たちもインターネットに「アクセス」しています。
「アクセス」は日常生活ととても密接な単語ですので、覚えておく必要があります。ぜひこの記事で、「アクセス」の意味や使い方を覚えて実際の生活でも役に立てるようにしましょう。