今回ご紹介する言葉は、ネット用語の「アー写」です。
言葉の意味・使い方・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。
「アー写」の意味をスッキリ理解!
「アー写」はアーティストの宣伝用の写真のことを指す「アーティスト写真」を略した言葉で、「あーしゃ」と読みます。
それでは、そんな「アー写」について詳しく解説していきます!
「アー写」の意味を詳しく
「アー写」は、主に音楽アーティストの宣伝のために撮影され、レコード会社や所属事務所が公開している写真を指します。基本的にアーティスト本人を写したものになります。
「音楽アーティスト」というのは、歌手やアイドル、DJなど、音楽を発信している人々のことを指します。この他にも、ダンサーや俳優、劇団、画家など、音楽とは関係のないアーティストの宣伝用の写真も「アー写」と呼ぶことがあります。
「アー写」はもともと音楽業界などで使われていた、いわゆる業界用語でした。しかし、最近では、アーティストがSNSやテレビなどで「アー写」という言葉を使うようになったこともあり、一般に広く認知されるようになりました。
レコード会社や所属事務所が公開したアー写は、雑誌やテレビ、ポスターなど、広い用途で使われていきます。みなさんもネットやSNS、音楽番組などで一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?
このように、アー写はそのアーティストのファンはもちろん、そうでない人も含めてたくさんの人の目に触れるものです。だからこそ、アーティスト本人や彼らの作品を宣伝するにあたり、それらのイメージ作りには欠かせないもの、それが「アー写」なのです。
アー写を撮影する際は、アーティストの衣装やポージング、表情、そして撮影場所など細部までこだわり抜いてアーティスト本人やアーティストの作品のイメージを表現します。
「アー写」の使い方
- 人気アイドルが新曲用に新しいアー写を公開した。
- あのグループは最近アー写を更新した。
- アイドルグループのアー写と各メンバーの個別のアー写が同時公開された。
特に音楽アーティストの場合、新しいCDや楽曲を発表するたびに新しいアー写を撮影し、公開していくことが多いです。この場合、①のように「新しいアー写を公開」ということもありますし、②のように「アー写を更新」という表現もできます。
また、③のように、アーティストがアイドルやバンドといったグループの場合、アーティスト全体のアーティスト写真とは別に、メンバー1人ずつの個別のアー写が作られることもあります。
「アー写」の類義語
「アー写」には以下のような類義語があります。
- 宣伝写真:アーティストの宣伝用に使われる写真。「アー写」と同義。
- 宣材写真:マスコミ向けに作られたアーティストの宣伝用の写真。
- ジャケ写:CDなどのジャケットに使われる写真。
「宣材写真」は「アー写」とほとんど同義として使われていますが、「アー写」はクライアント向け、「宣材写真」はマスコミ向け、といった区別も存在します。また、「宣材写真」はモデルや商品といったアーティスト以外の宣伝用写真も含まれるという違いもあります。
「ジャケ写」は「ジャケット写真」の略で、CDやレコードといったもののジャケット(カバー)に使われている写真のことです。CDのジャケットのため、アー写と違ってアーティスト本人が映らないことも多いです。
「アー写」の英語訳
「アー写」を英語に訳すと、次のような表現になります。
- promotion photo
(宣伝用写真) - head shot
(宣伝用の顔写真)
案外、”artist”という単語は使われません。
また、”head shot」には「頭部への発砲(ヘッドショット)」という意味もあるため、使う場面には注意しましょう。
まとめ
以上、この記事では「アー写」について解説しました。
読み方 | アー写(あーしゃ) |
---|---|
意味 | アーティストの宣伝用にレコード会社や所属事務所が撮影、公開する写真。 |
類義語 | 宣伝写真、宣材写真、ジャケ写など |
英語訳 | promotion photo(宣伝用写真)、head shot(宣伝用の顔写真) |
「アー写」は、使ったことはないかもしれませんが、目にしたことはあるはずのものです。ぜひ、明日から使ってみてくださいね。