「目的」と「目標」は似た言葉ですが、使い方が全く異なります。望ましい結果を出すためには、「目的」と「目標」のそれぞれを正しく設定する必要があります。
この記事では使い方の違いについて説明していきます。
結論:「目的」はゴール、「目標」は通過点
「目的」は達成したいゴールを指します。
「目標」は目的達成の手段、通過点です。
両者を詳しく説明
「目的」と「目標」の定義を説明していきます。
- 目的:実現するために目指す事柄
- 目標:そこに行き着くため、またそこから外れないように目印とするもの
定義を見て分かる通り、「目的」は「目標」の先に存在します。「目標」は「目的」を達成するためのステップです。「目的」を達成するために目指すべき行動が「目標」であるといえます。
使い方の例
- 目的:部活でレギュラーになる
- 目標:毎日自主練を 1 時間する、毎日部活ノートを 2 ページ書く。
- 目的:良い大学に入る
- 目標:1 日 5 時間以上勉強する、問題集を 3 回以上繰り返す。
- 目的:健康になりたい
- 目標:毎日 30 分ランニングをする、食生活を改善する。
3 つの例を挙げました。このように、抽象的で数値化をすることが出来るものを「目的」、具体的で数値化することが出来ないものを「目標」と呼びます。
1 つの「目的」を達成するために、複数の「目標」が存在していると言えます。細かい「目標」を設定することで、「目的」を達成することが出来ます。
「夢」と「目的」の違い
「目的」は叶えたいゴールであると説明しました。それでは「夢」と「目的」の違いとはなんでしょうか。これらの言葉が混同している方も多いかと思います。
「目的」は「しよう!」と思うゴールであり、「夢」は「してみたい!」と思う願いを指します。自分の願望の最終地点が「夢」なのです。
「夢」は現実とはかけ離れた考え、将来実現したいと心の中に描いている願いを指します。比較してみると、「目的」は短期的なゴールであり、「夢」は長期的なゴールであると区別することが出来ます。「夢」は「目的」よりも未来を指す言葉として使用されています。
まとめ
以上、この記事では「目的」と「目標」の違いについて解説しました。
- 目的:実現したいゴール
- 目標:「目的」を達成するための通過地点
正しい「目的」と「目標」を設定することで、望ましい結果を出すことが出来ます。日常生活から正しく使用することを意識してみてください!