「オーデコロン」「オードトワレ」「オードパルファム 」の違いとは?

違いのギモン

皆さんは香水を選ぶときどのような基準で選んでいますか。パッケージだったり、匂いだったり、価格だったり、選ぶ基準は多々あるのではないでしょうか。

この記事では香水を選ぶとき表記されている香水の分類「オーデコロン」「オードトワレ」「オードパルファム」の違いをご紹介します。

☆「オーデコロン」「オードトワレ」「オードパルファム」の違いをざっくり言うと……

賦香率表記香りの持続時間付け方のイメージ
オーデコロン3~5%EDC1~2時間
オードトワレ5~10%EDT2~5時間
オードパルファム15~25%EDP5~12時間

結論:違いは香料の割合

まず、香水とは様々な香料をアルコールや蒸留水で溶解した溶液のことです。体や服につけて楽しむ化粧品として位置付けられています。

香水はアルコールや蒸留水で溶かした香料の割合「賦香率(ふこうりつ)」でランク付けがされています。これらを「オーデコロン」「オードトワレ」「オードパルファム」に分けることができます。

 

賦香率が低い順に「オーデコロン」「オードトワレ」「オードパルファム」です。

  • オーデコロン:賦香率 3~5%
  • オードトワレ:賦香率 5~10%
  • オードパルファム:賦香率 15~25%

しかし、日本の薬事法では香水の分類・規制がないため、ここではあくまで一般的な基準をご紹介します。

まず、「香水」とは

香水は本来、アルコールや蒸留水で溶かしていない原液の状態のものを指します。これは値段が高く、一滴を垂らすだけで効果が 5~12 時間持続する最高ランクのものです。英語で “perfume” で、フランス語で “parfum”「パルファム」です。

この記事で紹介する香水の分類には全て「オーデ (eau de) 」がつきます。 “eau de” とは「水の」と言う意味で、水溶性であることを示します。そのため、 “eau de” がつくものは、「 “perfume” を薄めたもの」と解釈することができます。

日本では、ここで紹介する “eau de” が付いたものも全て「香水」として位置付けられています。

賦香率は「オーデコロン」<「オードトワレ」<「オードパルファム」<「パルファム」の順です。

ちなみに、香水はアルコールを含むものなので、革製品・シルク・ゴム製品・綿製品・髪などに付けると変色・傷みが生じるため、注意が必要です。

「オーデコロン」をもっと詳しく

「オーデコロン」の賦香率は 3~5% で継続時間は 1~2 時間です。

英語では “eau de cologne” なので、頭文字の「 EDC 」と表記されることがあります。

外出時に香水として使うと言うより、気分転換したい時やスポーツ後、お風呂上がりにほのかに香りたい時に使用します。数プッシュ程度の「面」で付けるのが一般的です。

そのため、たくさんつけてもきつく香ることは少ないので、使い慣れていない初めて香水を使う方にはおすすめです。また、プレゼント用として、相手の好みが定かではない場合も選びやすい賦香率になっています。

「オードトワレ」をもっと詳しく

「オードトワレ」は賦香率 5~10% で香りの継続時間は 2~5 時間です。

英語では “eau de toilette” なので、頭文字の「 EDT 」と表記されることがあります。

通勤や通学時の日常使いとしてカジュアルに付ける方が多いです。

「オーデコロン」より匂いがしっかりしているものが多いので、 2~4 プッシュ程度で「線」として付けるのが一般的です。

「オードパルファム」をもっと詳しく

「オードパルファム」は賦香率が 15~25% と高く、香りは 5~12 時間継続します。

英語では “eau de parfum” なので、頭文字の「 EDP 」と表記されることがあります。

「パルファム」よりリーズナブルな価格帯のものが多くなっています。パーティなど非日常の時にアクセントとして使います。

2 プッシュ程度が最適で、「点」で付けるイメージが一般的です。

まとめ

以上、この記事では、「オーデコロン」「オードトワレ」「オードパルファム」の違いについて解説しました。

賦香率表記香りの持続時間付け方のイメージ
オーデコロン3~5%EDC1~2時間
オードトワレ5~10%EDT2~5時間
オードパルファム15~25%EDP5~12時間

香水選びの一つの指標として、また、選んでからの使い方の参考にしてみてください。