今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「ジャンキー」です。
「ジャンキー」の意味、「ジャンキーな味」の意味、使い方、語源、類義語についてわかりやすく解説します。
☆「ジャンキー」をざっくり言うと……
英語表記 | ジャンキー(junkie) |
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意味 | 麻薬中毒者、または何かに夢中になっている人 |
語源 | 「麻薬常習者」という意味の英単語 “junkie” |
類義語 | マニア |
このページの目次
「ジャンキー」の意味をスッキリ理解!
「ジャンキー」の意味を詳しく
「ジャンキー」とは、麻薬中毒者、または何かに夢中になっている人のことです。
「ジャンキー」には、上記のような2つの意味があります。それぞれの意味を詳しく見ていきましょう。
「麻薬中毒者」の意味
「ジャンキー」の主な意味は、「麻薬中毒者」です。
「麻薬中毒者」とは、「麻薬を繰り返し用い続けることで、精神的・身体的に麻薬に依存するようになり、正常な生活が営めなくなった人」のことです。
また、「麻薬」とは、「鎮痛効果があるが依存性をそなえている薬物のなかで、麻薬及び向精神薬取締法で指定されたもの」と定義されています。
具体的な例として、以下のようなものが「麻薬」に含まれます。
- ヘロイン
- アヘン
- コカイン
- モルヒネ
「何かに夢中になっている人」の意味
「ジャンキー」は、「麻薬中毒者」という意味から転じて、「麻薬以外にも、何かに夢中になっている人」を広く表す意味を持つようになりました。
ただ単に「好き」というレベルではなく、「対称に熱狂している人」「日常生活に支障がでるほど夢中になっている人」などを「ジャンキー」と表すのが一般的です。
使い方としては、夢中になっている対象と「ジャンキー」を組み合わせて「〇〇ジャンキー」と表現することが多いです。
「ジャンキーな味」の意味
ハンバーガーやポテトフライなどのジャンクフードのような、濃い味のことを「ジャンキーな味」と表現することがあります。
油が多く使われていたり、脂質の高い食べ物の味を「ジャンキー」と表されるのです。
この「ジャンキー」は、「ジャンクフード」の「ジャンク」を形容詞化して使うようになったものです。
「ジャンクフード」の「ジャンク」の語源は、英単語の “junk” です。
英単語の “junk” は、「がらくた」「屑(くず)」という意味です。「ジャンクフード」は、栄養価のバランスを著しく欠いた食品であるため、このように呼ばれるようになりました。
そのため、 ジャンクフードの味を指すときに使う「ジャンキー」は、「麻薬中毒者」や「何かに夢中になっている人」という意味の「ジャンキー (junkie)」とは異なるので、注意しましょう。
「ジャンキー」の使い方
「ジャンキー」には以下のような使い方があります。
- 彼はネットジャンキーだから、定職についてはいないが、知識量はお墨付きだよ。
- あの人は、アニメジャンキーとしてこの界隈で有名です。
- ダイエット中は、ジャンキーな味が恋しくなる。
➊と➋の「ジャンキー」は、「何かに夢中になっている人」という意味で使われています。
➌の「ジャンキー」は、「ジャンクフードのような濃い味」という意味で使われています。
「ジャンキー」の語源
「ジャンキー」の語源は英語の “junkie” です。
英語の “junkie” には、以下のような意味があります。
- 麻薬常習者
- 信奉者
- 熱中者
「ジャンキー」の類義語
「ジャンキー」には以下のような類義語があります。
- マニア:ある物事に熱中している人
「ジャンキー」と「マニア」の違い
「ジャンキー」も「マニア」も「何かに夢中になっている人」「何かに熱中している人」という似た意味を持ちます。
- ジャンキー:対象に病的なまでに夢中になっている人
- マニア:何かに熱中している人
「ジャンキー」が、「自分の生活など、他の物事を犠牲にしてまで陶酔(とうすい)してしまう人」を表すという点で「マニア」とは異なります。
まとめ
以上、この記事では「ジャンキー」について解説しました。
英語表記 | ジャンキー(junkie) |
---|---|
意味 | 麻薬中毒者、または何かに夢中になっている人 |
語源 | 「麻薬常習者」という意味の英単語 “junkie” |
類義語 | マニア |
「ジャンキー」には、複数の意味があることがわかりました。この機会にしっかりと理解しておきましょう。