コスパとは「コストパフォーマンスの略で、支払う費用と得られた効果を比較したもの」という意味です。
日常会話でよく使われる言葉ですが、コスパが何の略か知らなかった人も多いのではないでしょうか。
この記事では、意外と間違えやすいコスパの使い方や意味を詳しく解説します。
☆「コスパ」をざっくり言うと……
英語表記 | コスパ(cost performance) |
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意味 | コストパフォーマンスの略で、支払う費用と得られた効果を比較したもの |
語源 | 「費用と効果」を意味する英語 “cost performance” |
類義語 | コストパフォーマンス 費用対効果など |
「コスパ」の意味
コストパフォーマンスの略で、支払う費用と得られた効果を比較したもの
例:あの化粧品はコスパがいいことで有名だ。
コスパとは、コストパフォーマンスの略語です。
コストパフォーマンスは、費用(コスト)に対してどれだけの効果(パフォーマンス)があったのかを測る指標です。
支払った費用と、それにより得られた効果を比較する考えです。
支払う費用としては、以下のようなものが含まれます。
- 金銭
- 労力
- 時間
- 精神的負担
また、得られるパフォーマンスも何に対してコストをかけたのかによって異なります。
例として、いくつかの効果を紹介します。
- 結果:作業
- 味:料理・食事
- ファッション:材質・デザイン
- 工業製品:機能
- 他人からの信頼:人間関係
コスパの良し悪しは、個人の価値観や判断基準によって異なります。
「これ以上の効果があればコスパが高いと言える」などという一律の基準は存在しないので、注意が必要です。
「コスパ」の使い方
コスパは、話し言葉として使われます。
日常会話の中でわざわざ「コストパフォーマンス」と正式名称を言うと、丁寧すぎる印象を与えてしまうことがあります。
一方で、ビジネスなどの堅い場面や、書き言葉としてはコスパという略語を使うのは不適切になるので注意が必要です。
また、コスパの良し悪しは以下のように表現します。
- コスパがいい
- コスパが高い
- コスパが悪い
- コスパが低い
上記を踏まえて、実際の例文を見ていきましょう。
- 今日のランチは3000円したことを考えると、コスパが悪かった。
- この品質でこの価格は、コスパがいいと考えてすぐに購入した。
- そのアイライナーってコスパ最強だよね。
コスパが単に価格が高いか安いかを表すのではない点に注意しましょう。
ランチの価格が3000円でも、それに見合った味が提供されればコスパは高くなるのです。
「コスパ」の語源
コスパの語源は英語の “cost performance” です。
“cost performance” のそれぞれの単語には以下のような意味があります。
- cost:費用・労力
- performance:効果・成果・利益
つまり、 “cost” の部分が事前にかける費用や労力を表し、 “performance” の部分がそこから得られるものを表すのです。
カタカナ語のコストパフォーマンスと同じ意味を持ちます。
「コスパ」の類義語
コスパには以下のような類義語があります。
- コストパフォーマンス
コスパの正式名称 - 費用対効果
費用に対してどれだけの効果があったのかを測る指標 - 対費用効果
費用に対する効果の度合い - 効率
仕事や作業の能率 - 能率
一定時間にできる仕事の割合・勉強や作業のはかどり方 - 経済性
最少のコストで実施されているかを表す指標 - CP
コストパフォーマンスの略語 - B/C
コストパフォーマンスと同じ意味
ビジネスなどのシチュエーションでは、「コスパ」「コストパフォーマンス」という表現よりも「費用対効果」「対費用効果」が用いられることが多いです。
「CP」は、コストパフォーマンスのもとになった “cost performance” 頭文字をとったものです。
また「B/C」は “Benefit by Cost” を表す形で「利益をコストで割ったもの」という意味があります。
コストパフォーマンスを日本語で言うと「費用対効果」「対費用効果」になります。
「コスパ」のまとめ
以上、この記事ではコスパについて解説しました。
英語表記 | コスパ(cost performance) |
---|---|
意味 | コストパフォーマンスの略で、支払う費用と得られた効果を比較したもの |
語源 | 「費用と効果」を意味する英語 “cost performance” |
類義語 | コストパフォーマンス 費用対効果など |
この機会にコスパの使い方をマスターしましょう!