「バッシング」の意味とは?使い方から英語や類語まで例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「バッシング」です。

「バッシング」の意味、使い方、語源、類義語についてわかりやすく解説します。

☆「バッシング」をざっくり言うと……

英語表記バッシング(bashing)
意味手厳しい非難や批判のこと。または、テーブルの上を片付けること
語源「打ちのめすこと」という意味の英単語 “bashing”
「レストランの給使人の助手をすること」という意味の英単語 “bussing”
類義語批判、批評、非難

「バッシング」の意味をスッキリ理解!

バッシング(bashing):手厳しい非難や批判のこと。または、テーブルの上を片付けること。

「バッシング」の意味を詳しく

「バッシング」とは、手厳しい非難や批判のこと。または、テーブルの上を片付けることです。

大きく分けてうえのような二つの意味があります。それぞれの意味を詳しく見ていきましょう。

「手厳しい非難や批判」という意味

「バッシング」は、単に批判や批評を行うことではありません。「根拠のない批判や過剰なまでの手厳しい非難をすること」を表します。

近年では、芸能人の不祥事の際などに増える、過剰なまでの批判や人格否定などを「バッシング」と表現することが多いです。

「テーブルの上を片付けること」という意味

「バッシング」は、飲食の業界において「テーブルの上を片付けること」という意味があります。

一般家庭で使うことは少ないです。飲食店で、客が帰った後に店員がテーブルの上にある食器などを片付けることを表す言葉です。

食事の途中に食べ終わった皿のみを下げることは「プレバッシング」や「中間バッシング」と言います。

また、下げた皿を乗せて運ぶためのカートを「バッシングカート」と呼びます。

「バッシング」の使い方

「バッシング」には以下のような使い方があります。

  1. 彼は期待されていた選手だったからこそ、今回の件で強くバッシングされた。
  2. 芸能人への過剰なバッシングが、社会問題になっている。
  3. あのお客さんが帰ったら、3番テーブルをバッシングしておいてください。

基本的には「バッシングする」という形で使われることが多いです。

➊と➋の「バッシング」は、「手厳しい非難や批判」という意味で使われています。

➌の「バッシング」は、「テーブルの上を片付けること」という意味で使われています。

「バッシング」の語源

「バッシング」の語源は2つあります。ひとつずつ見ていきましょう。

「手厳しい非難や批判」という意味の「バッシング」の語源

「手厳しい非難や批判」という意味の「バッシング」の語源は、英語の “bashing” です。

“bashing” とは、 “bash” の現在進行形で、以下のような意味があります。

  • 打ちのめす
  • 叩く
  • 殴る

上記の意味から、言葉で相手を打ちのめすような、手厳しい批判のことを表すカタカナ語になりました。

英語の “bashing” は、カタカナ語の「バッシング」とは異なり、「物理的に叩く」という意味なので注意しましょう。

「テーブルの上を片付けること」という意味の「バッシング」の語源

「テーブルの上を片付けること」という意味の「バッシング」の語源は、英語の “bussing” です。

“bussing” は、 “bus” の現在進行形です。この “bus” は、自動車の「バス」という意味ではなく、動詞として使われています。

「レストランの給使人の助手をする」という意味です。つまり、「食事を運んだり、注文を取ったりするウエイターやウエイトレスの助手をする」ことを表す動詞です。

「バッシング」の類義語

「バッシング」には以下のような類義語があります。

  • 批判:人の言動・仕事などの誤りや欠点を指摘し、正すべきであるとして論じること
  • 批評:物事の是非・善悪・正邪などを指摘して、自分の評価を述べること
  • 非難:人の欠点や過失などを取り上げて責めること

まとめ

以上、この記事では「バッシング」について解説しました。

英語表記バッシング(bashing)
意味手厳しい非難や批判のこと。または、テーブルの上を片付けること
語源「打ちのめすこと」という意味の英単語 “bashing”
「レストランの給使人の助手をすること」という意味の英単語 “bussing”
類義語批判、批評、非難

「バッシング」は、最近はメディアでもよく耳にする言葉です。この機会にしっかりと理解しておきましょう。