最近は、普通のパーマ以外にデジタルパーマというものをよく見かけます。二つの違いをよく知り、理想の髪形を目指しましょう。
結論:薬剤だけでかけるか、熱を加えるかの違い
「デジタルパーマ」は機械を使用し、薬剤と熱でかけます。
「パーマ」をもっと詳しく
パーマは、ロッドという棒状のものに髪を巻き付け、薬剤をつけて時間を置きます。そうすることでパーマがかかります。
根元からパーマをかけることができ、ロッドの組み合わせ次第で様々なカールやウェーブをつくることができます。
「パーマ」の特徴
仕上がり
濡れているときの方がカールやウェーブが強く、乾かすと弱くなります。
また、やわらかくしっとりとした、束間のあるカールやウェーブになります。
スタイリング
水分の多いスタイリング剤を使うことでカールやウェーブが出やすくなります。ですので向いているスタイリング剤は、ムースタイプやミルクタイプのワックスです。
濡れている髪にスタイリング剤をつけ、自然乾燥させることでカールやウェーブが強く出ます。逆にブローで仕上げてストレートのようにすることもできます。
デメリット
- 髪がパサつきやすい
- パーマが取れやすい
- 濡れた状態と乾いた状態の差が大きく、セットが難しい
「デジタルパーマ」をもっと詳しく
デジタルパーマは、専用の機械で髪に熱をあててパーマをかけます。しかし細かいやり方については美容室によって違いがあります。ロッドに髪を巻きパーマ液をつけ、熱をあてる方法や、髪に薬剤をつけて一度洗い流し、ロッドに巻き付け熱をあてる方法があります。
一度デジタルパーマをかけたところは、基本、完全に落ちることがないため、持ちがよいです。切らなけらば、かけた部分は半永久的に効果が持続します。
「デジタルパーマ」の特徴
仕上がり
髪が濡れている状態と乾いている状態で差は少ないですが、乾いているときの方がカールが強く出ます。
コテで巻いたような、ふんわりとしたカールになります。
スタイリング
水分が少ない、軽めの質感のスタイリング剤を使うことでカールやウェーブが出やすくなります。ムースワックスやスプレーワックスが向いています。
しかし、基本的にドライヤーで乾かすだけでカールやウェーブが出ます。ですのでセットが簡単です。
デメリット
- 施術時間が長く、料金も高い場合が多い。
- 細いカールやウェーブはつくれない。
- 根元からはかけることができない。
それぞれどんな人に向いているか
「パーマ」
ウェーブヘアもストレートヘアも楽しみたい人や、根元からしっかりかけたい人、細かいカールやウェーブをつくりたい人に向いています。
また、ショートヘアの場合はデジタルパーマをかけることが難しいためパーマが向いています。
髪質的には、細くやわらかい髪、太く硬い髪にはパーマはかかりにくく、向いていません。
「デジタルパーマ」
カールやウェーブを長持ちさせたい人や、スタイリングを楽にしたい人、ゆるふわなカールやウェーブにしたい人に向いています。通常のパーマではうまくかからなかった人もデジタルパーマならかけることができます。
また、縮毛矯正の経験が髪に残っている人は、同じく熱を使うデジタルパーマでないときれいにかかりません。
髪質的には、細くやわらかく、直毛の髪にはかかりにくいですが、硬い髪にはかかりやすく、向いています。
注意すること
パーマのかけ直しについて注意することがあります。
通常のパーマをかけた後、また通常のパーマやデジタルパーマをかけることはできます。しかし、デジタルパーマが残っている髪に通常のパーマはきれいにかけることができません。
デジタルパーマが残っている髪に通常のパーマをかけてしまうとダメージで髪が痛み、チリチリになってしまう場合があります。気を付けてください。
まとめ
以上、この記事では、「パーマ」と「デジタルパーマ」の違いについて解説しました。
- 「パーマ」:薬剤のみを使用してパーマをかける
- 「デジタルパーマ」:機械を使い、薬剤と熱でパーマをかける
かけ方だけでなく、仕上がりも違うのでなりたいスタイルや髪質に合わせて選んでみてください。ですが、どちらのパーマでも失敗しないように、実際にかけるときは美容師の方とよく相談しましょう。