今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「トゥルーエンド」です。
「トゥルーエンド」の意味・使い方・エンディングの種類についてわかりやすく解説します。
☆「トゥルーエンド」をざっくり言うと……
英語表記 | トゥルーエンド(true end) |
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意味 | 物語の本来あるべき真のエンディング |
エンディングの種類 | ハッピーエンド、バッドエンドなど |
「トゥルーエンド」の意味をスッキリ理解!
「トゥルーエンド」の意味を詳しく
「トゥルーエンド」は、物語の本来あるべき真のエンディングを意味します。「真エンド」とも言い換えられます。
必ずしも登場人物が幸せになってエンディングを迎える必要はありません。多くの伏線が回収され、もっともらしいエンディングになる場合が多いです。
物語において、エンディングが複数ある場合に使われる言葉です。エンディングが複数ある仕掛けをマルチエンディングといい、ゲームでよく採用されています。ゲームだけでなく、ドラマでは結末を複数放映することもあります。
ハッピーエンドと同じであることもありますが、あくまで製作者が意図した物語としての理想的な終わり方であるため、ハッピーエンドと異なる場合もあります。つまり、登場人物が不幸になって終わっても、それが物語の正史、真実である場合は「トゥルーエンド」と言います。
また、物語を繰り返しプレイする必要があるループものでは、全ての謎を解き明かしゲームをクリアした際にたどり着くエンディングを「トゥルーエンド」と言います。
「トゥルーエンド」の使い方
- このゲームのトゥルーエンドは主人公が悲しみを乗り越えて成長する様子が描かれていた。
- トゥルーエンドがあまりにも辛すぎるから、私はハッピーエンドを正史だと思うことにした。
- 最低4回はループしないとトゥルーエンドにたどり着けないようになっている。
- 異なる結末が2つ放映され、視聴者投票でトゥルーエンドが決められた。
上の例文のように、「トゥルーエンド」は複数のエンディングがある場合のひとつとして用いられます。
①の「トゥルーエンド」は「物語の本来あるべき真のエンディング」を意味します。マルチエンディングが採用されているゲームでよく使われます。
②は「製作者が意図した物語としての理想的な終わり方」という意味で「トゥルーエンド」が用いられています。登場人物が不幸になって終わる場合もあります。
③の「トゥルーエンド」は「全ての謎を解き明かしゲームをクリアした際にたどり着くエンディング」を意味します。いわゆるループもののゲームで最後に見ることができるエンディングです。
④は「物語の本来あるべき真のエンディング」という意味で「トゥルーエンド」が使用されています。製作者ではなく視聴者が「トゥルーエンド」を決める場合もあります。
エンディングの種類
エンディングの中には「トゥルーエンド」以外にもいくつかのパターンがあります。以下でそれぞれについて解説します。
「ハッピーエンド」の意味を詳しく
「ハッピーエンド」は「登場人物が幸せになる結末」を指します。童話のように「めでたしめでたし」で結べるエンディングを意味します。
マルチエンディングのひとつとしてだけでなく、物語の幸せなエンディングを広く表現できる言葉です。
「バッドエンド」の意味を詳しく
「バッドエンド」は「登場人物が不幸になる結末」を指します。登場人物が死んでしまったり、目的を達成することができなかったりした場合に使われる言葉です。
マルチエンディングのひとつとしてだけでなく、物語の不幸なエンディングを広く表現できる言葉です。また、ゲームでクリアできずにゲームオーバーとなった際のエンディングを「バッドエンド」と言うこともあります。
「グッドエンド」の意味を詳しく
「グッドエンド」は「良い結末」を意味し、マルチエンディングにおいてバッドエンドの対義語となります。
ハッピーエンドとの明確な違いはありませんが、バッドエンドを回避したエンディングというニュアンスで使われます。
「デッドエンド」の意味を詳しく
「デッドエンド」は「主人公が死んでしまう結末」のことです。バッドエンドの中のひとつです。
「ノーマルエンド」の意味を詳しく
「ノーマルエンド」は「普通の結末」を意味します。たとえば、「生き残ったものの謎は解けない」「目的は果たしたが多大な犠牲を出した」のような結末です。
まとめ
以上、この記事では「トゥルーエンド」について解説しました。
英語表記 | トゥルーエンド(true end) |
---|---|
意味 | 物語の本来あるべき真のエンディング |
エンディングの種類 | ハッピーエンド、バッドエンドなど |
マルチエンディングを採用しているゲームをプレイする際に、エンディングの種類を知っていればより楽しめます。この記事を読んで理解しましょう。