「同意」の意味とは?使い方から英語や類語や対義語まで例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「同意(どうい)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

☆「同意」をざっくり言うと……

読み方同意(どうい)
意味相手の意見や提案に対して賛成すること。
類義語賛成、賛同、支持、合意、承諾 など
対義語反対、反意、反論、反駁 など
英語訳consent(同意・承諾・納得)
agreement(合意・一致・同意)
approval(承認・許可・同意)

「同意」の意味をスッキリ理解!

同意(どうい):相手の意見や提案に賛成すること

「同意」の意味を詳しく

「同意」とは、相手の意見や提案などに対し賛成するという意味です。

相手ありきの言葉であり、相手の考えに賛成する時や、相手と同じ考えであることを意思表示する時に用いられます。

「同意」という言葉を使用する際には2つのパターンがあります。1つ目は、自分が相手に対して同意する場合。2つ目は、相手に同意を求める場合です。

 

「同意」に似ている言葉として、「合意」や「承諾」がありますが、それぞれ微妙に意味が異なります。

「合意」は、複数の個人や組織があることがらについて意見を同じくする時、つまり、関係者が全員同じ立場である場合に使われます。

「同意」は、一方が意見を出したことに対してもう一方が受け取る場合に使われるため、両者の立場は異なります。

また、「承諾」は、相手の要望・願望・依頼などを受け入れる際に用いるのに対し、「同意」は意見や提案を受け入れる際に用いるという違いがあります。

 

「同意」「合意」「承諾」と、それぞれビジネスシーンなどでも多く使われる言葉であるため、意味の違いをしっかりと押さえることが大切です。

「同意」の使い方

  1. Wi-Fiの利用規約に同意する。
  2. 新規プロジェクトを進めるには社長の同意を得なくてはならない。
  3. 同意書にサインをお願いします。

①の「同意」は、自分が相手の意見や提案、を受け入れるという意味で使われています。利用規約のように、一方が定めた規則やルールに従う際も「同意」という言葉を使います。

②のように、「同意を得る」という表現もよく使います。「同意を得る」というのは、相手に同意を求める・自分の考えや提案を認めてもらう、という意味です。「同意を与える」という風には言わないので注意しましょう。

③の「同意書」は、ビジネスシーンではよく利用されます。「同意書」は、相手から提示された内容に同意したという証明書のことです。

ちなみに、「合意書」は互いの意見が一致したという証明書、「承諾書」は相手の要望や依頼を受け入れるという証明書のことを指します。

「同意」の類義語

「同意」には以下のような類義語があります。

  • 賛成(さんせい):提案や意見に同意すること。
  • 賛同(さんどう):他人の説や意見に同意すること。
  • 支持(しじ):他の人の思想・意見・態度などに賛成して援助すること。
  • 合意(ごうい):二人以上の者の意見が一致すること。
  • 承諾(しょうだく):他の人の依頼や要求などを受け入れること。

「同意」の対義語

「同意」には以下のような対義語があります。

  • 反対(はんたい):相手の意見などに対立すること。
  • 反意(はんい):意見に対し、背くこと。
  • 反論(はんろん):相手の意見に対し別の意見を述べること。
  • 反駁(はんばく):相手の意見に対し、論じ返すこと。

「同意」の英語訳

「同意」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • consent
    (同意・承諾・納得)
  • agreement
    (合意・一致・同意)
  • approval
    (承認・許可・同意)

まとめ

以上、この記事では「同意」について解説しました。

読み方同意(どうい)
意味相手の意見や提案に対して賛成すること。
類義語賛成、賛同、支持、合意、承諾 など
対義語反対、反意、反論、反駁 など
英語訳consent(同意・承諾・納得)
agreement(合意・一致・同意)
approval(承認・許可・同意)

「同意」は、相手の意見や提案に賛成するという意味であることがわかりました。

類義語がたくさんあり、意味が混同しやすいですが、「同意」は、意見や提案を求める側と受け入れる側、という立場の異なる二者が存在する場合に用いられると覚えておきましょう。