照明の色の種類の代表的なものに「昼白色」と「昼光色」がありますが、皆さんご存知ですか?照明の色は普段気にしない、という人がほとんどだと思いますが、様々なシーンでその場所に適する照明を使うことで生活がしやすくなります。
そこで今回は、「昼白色」と「昼光色」の違いについて解説します。
結論:色味と明るさが違う!
電球や蛍光灯の光の種類を表現する
「昼白色」や「昼光色」は、本来色そのものを表す言葉ですが、電球や蛍光灯の光の種類を表現する言葉としてイメージされることが多いです。
電球・蛍光灯の色は一般的に、以下の5種類に分けられます。
- 電球色
- 温白色
- 白色
- 昼白色
- 昼光色
上記5種類のうち、一般的に蛍光灯として販売されているのは「電球色」「昼白色」「昼光色」の3色です。
以下で違いについて詳しく見ていきましょう。
「昼白色」をもっと詳しく
昼白色とは、人にとって一番身近な太陽の明るさに最も近い自然な光の色です。「ちゅうはくしょく」と読みます。
部屋がいきいきとした雰囲気になる照明の色です。また、自然な明るさであるため、どんな部屋にもマッチするという特徴があります。
昼白色のオススメ設置場所
- 服を選ぶ部屋
- 化粧部屋
- 脱衣所
- リビング
- 長時間滞在する部屋
また、目への負担が少ない色であるため、長時間過ごす場所に適切な照明の色です。
昼光色の適さない設置場所
「昼光色」をもっと詳しく
昼光色とは、白っぽく青みがった最も明るい色です。「ちゅうこうしょく」と読みます。青みがかった光の色は脳を覚醒させる効果があるようで、集中力を高めるのに最適と言われています。
昼光色のオススメ設置場所
- オフィス・書斎
- 勉強部屋・子供部屋
- 作業部屋
- デスク
- クローゼット
昼光色の適さない設置場所
- 寝室
- リビング
- 長時間滞在する部屋
細部まではっきり見えるため、目が疲れやすい色です。また、眠気を覚ます色でもあるため、リラックスしたい空間には違う色の照明を設置しましょう。
その他の照明色について
「昼白色」「昼光色」以外に、一般的に照明として販売されているのが「電球色」です。
「電球色」とは、暖色系でオレンジっぽく温かみのある光の色です。「でんきゅうしょく」と読みます。比較的明るさを抑えた落ち着きのある色で、目も疲れにくくリラックスしたい場所に最適な照明の色です。
電球色のオススメ設置場所
- リビング
- 和室
- 寝室
- トイレ
- 風呂
- 廊下
- 階段
電球色の適さない場所
- オフィス・書斎
- 作業部屋
- デスク
- 服を選ぶ部屋
- 化粧部屋
まとめ
以上、この記事では、「昼白色」と「昼光色」の違いについて解説しました。
- 「昼白色」:太陽の明るさに最も近い自然な光の色
- 「昼光色」:白っぽく青みがった最も明るい色
色の違いを理解して、その場所にあった照明を選びましょう。