今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「テイクアウト」です。
「テイクアウト」の意味、使い方、語源、類義語、対義語についてわかりやすく解説します。
☆「テイクアウト」をざっくり言うと……
英語表記 | テイクアウト(take out) |
---|---|
意味 | 客が飲食物を店内から持ち出して店外で食べる飲食店のシステム |
語源 | 「持ち出す」という意味の英単語 “take out” から |
類義語 | お持ち帰り、デリバリー、出前、配達 |
対義語 | イートイン |
このページの目次
「テイクアウト」の意味をスッキリ理解!
「テイクアウト」の意味を詳しく
「テイクアウト」とは、「客が飲食物を店内から持ち出して店外で食べる飲食店のシステム」のことです。
ただ「店のものを店外で食べる」というのではなく、「客が自ら店の飲食物を持ち出して店外で食べる」という意味があるのです。
その点で「ドライブスルー」も「テイクアウト」の一種に分類されます。車の中からではありますが、客が店に出向いて商品を受け取っているからです。
「テイクアウト」の使い方
「テイクアウト」には以下のような使い方があります。
- うちの店には、テイクアウト限定メニューがあります。
- いえ。店内ではなくテイクアウトでお願いします。
- 感染症の拡大で、テイクアウトの需要が高まっている。
「テイクアウト」の語源
「テイクアウト」の語源は英語の “take out” です。英語の “take out” には、「取り出す」「持ち出す」という意味があります。
ただし、英語圏では「食べ物の持ち帰り」を “take out” と言うのは一般的ではありません。
英語圏で「テイクアウト」を表現したい場合には “take away” や “go” と言うのが一般的です。
反対に、英語では店内で食べることを “for here” と言います。「店内ですか?持ち帰りですか?」というセリフは “For here, or to go?”となります。
「テイクアウト」の類義語
「テイクアウト」には以下のような類義語があります。
- お持ち帰り:客が飲食物を店内から持ち出して店外で食べる飲食店のシステム
- デリバリー:食事を自宅や会社まで配達する業者や、その食品
- 出前:料理を、注文した家に届けること
- 配達:郵便、新聞、商品などを各家に届けること
「テイクアウト」と「デリバリー」との違い
「デリバリー」「出前」「配達」は、どれも「飲食店が自店で提供している料理などの飲食物を、希望する顧客の元へ配送するサービス」のことです。
ちなみに、「配送」は、「料理の他にも郵便物や商品などを届けること」という意味で使われますが、「デリバリー」「出前」は料理について使われます。
「テイクアウト」は、「客が自ら店に出向いて飲食物を持ち帰ること」で、「デリバリー」は「店側が客の注文を受けて、客の自宅や指定された場所に飲食物を運ぶこと」です。客が店に行くか、店側が客のもとに運ぶかという違いがあります。
「デリバリー」に関する詳しい解説はコチラをご覧ください。
「テイクアウト」の対義語
「テイクアウト」には以下のような対義語があります。
- イートイン:買った食べ物を店内の客席で飲食すること
また、「イートイン」は和製英語で、英語の “eat in” は「自宅で食べる」という意味になります。反対に、 “eat out” が「外食」を表す英単語です。
日本語での意味と英語での意味が全く異なるので、使い方には注意しましょう。
まとめ
以上、この記事では「テイクアウト」について解説しました。
英語表記 | テイクアウト(take out) |
---|---|
意味 | 客が飲食物を店内から持ち出して店外で食べる飲食店のシステム |
語源 | 「持ち出す」という意味の英単語 “take out” から |
類義語 | お持ち帰り、デリバリー、出前、配達 |
対義語 | イートイン |
「テイクアウト」は、日常生活の中でもよく使われる言葉です。英語との意味の違いなどもしっかりと理解しておきましょう。