「リリック」の意味とは?使い方から英語や類語まで例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「リリック」です。

「リリック」の意味・使い方・語源・類義語についてわかりやすく解説します。

☆「リリック」をざっくり言うと……

英語表記リリック(lyric)
意味歌詞、叙情詩
語源英語のlyric
類義語ポエム、フロウ、ライムなど

「リリック」の意味をスッキリ理解!

リリック(lyric):歌詞、叙情詩

「リリック」の意味を詳しく

「リリック」は「歌詞」「叙情詩」という意味のカタカナ語です。ほぼ、「歌詞」という意味で使います。

「歌詞」というのは、歌の詩のことでどんな歌でも詩が付いていれば「リリック」と呼ぶことができます。内容は違いますが、流行ソングも国歌もどちらも同じ「リリック」があります。

 

「叙情詩(じょじょうし)」とは、詩人が自分の感情を表現した詩の事です。歌には、歴史上の人物の気持ちや風景などを客観的に表現したものなどがありますが、「叙情詩」で1番重要視されるのは「作者本人が何をどう思ったか」ということです。

「作者の気持ちや心情を表現した詩」を「リリック」と言います。

「リリック」の使い方

  1. 何度も呟いてしまうリリックだと思う。
  2. 詩人の想いを込めたリリックから感じ取れるモノがたくさんあった。
  3. バンドのリリックメーカーとしてヒット作を生み出してきた。

「リリック」を使うのは、ほぼ音楽に関する場面です。①の例文の「リリック」は「歌詞」という意味です。

好きなバンドの曲など、つい口ずさんで歌ってしまう時ってありますよね。特に歌詞が好きで何度も繰り返してしまうこともあるでしょう。その状況のことについて言及しています。

 

②の例文の「リリック」は「叙情詩」という意味です。詩を味わって、詩人の当時の心情に共感を寄せている場面について言及した文章です。

③の例文は音楽に関する例文です。「リリックメーカー」という言い方も良くしますが、意味は「作詞家」です。ちなみに、バンドの中で作詞を担当するのはボーカルなことが一般的です。

「リリック」の語源

「リリック」の語源が英語のlyricです。意味は「叙情の」「音楽的な」です。カタカナ語と似ていますね。

「リリック」の類義語

「リリック」には以下のような類義語があります。

ポエム

「ポエム」は「詩」という意味のカタカナ語です。「リリック」は「歌詞」を指しますが、「ポエム」は「詩全般」のことです。メロディがついていなくても、詩であれば「ポエム」と呼びます。

厳密にいうと、「ポエム」の中のひとつが「リリック」です。しかし、一般的にはメロディがついていたら「リリック」で、付いていなければ「ポエム」と呼び分けられています。

フロウ

「フロウ」は「ラップにおける言葉の言い方」のことで「メロディ」の意味に近いです。しかし、ラップの場合は「メロディ」のことを「フロウ」と言います。

ラップでは、「リリック」をどのように曲のメロディに当てはめるかというのを「フロウ」と言います。

ライム

「ライム」は「韻」のことです。よく間違えられがちですが、「ライム」はラップで「歌詞」という意味ではありません。単純に韻のことです。たとえば、「りんご」と「インコ」という母音が似ている単語などのことです。

また、「リリック」の一部として「ライム」が入っている場合もあります。たとえば、先ほどの「りんご」と「インコ」では、「インコの咽頭にりんごが詰まる」というように「リリック」の中で韻を踏んでいるものもあります。

ちなみに、日本の歌では歌詞の中で韻を踏むことはなくラップのイメーシがありますが、洋楽などではラップではなくても歌詞の中で韻を踏んでいることが多いです。

まとめ

以上、この記事では「リリック」について解説しました。

英語表記リリック(lyric)
意味歌詞、叙情詩
語源英語のlyric
類義語ポエム、フロウ、ライムなど

「リリック」は日常生活でもよく使う単語です。やはり、意味が分からないと困る時もあります。

ぜひ、この記事を参考にして「リリック」の意味や使い方を覚えましょう。