今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「フェミニン」です。
「フェミニン」の意味、使い方、語源、類義語についてわかりやすく解説します。
☆「フェミニン」をざっくり言うと……
英語表記 | フェミニン(feminine) |
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意味 | 女性らしいこと、女性らしい様子 |
類義語 | ガーリー、セクシー |
「フェミニン」の意味をスッキリ理解!
「フェミニン」の意味を詳しく
「フェミニン」とは、女性らしいこと、女性らしい様子を意味します。
特に、「フェミニン」の女性らしさは、「上品で落ち着いた可愛らしさ」を指します。
服装や雰囲気、性格に対して「フェミニンだ」「フェミニンな」と表現します。
また、上品というニュアンスが強いため、主に成人女性に対して使われる言葉です。しかし、女性らしい男性を「フェミニン」と表現する場合もあります。
ファッションにおける「フェミニン」
ファッションやアパレルでは、専門用語として「フェミニン」が使われます。
専門用語としての「フェミニン」は、「レースやフリル、リボンを使いつつも、大人っぽい上品な可愛さでまとめたコーディネート」を意味します。
レースやフリル、リボンは子供っぽくなってしまう可能性があるアイテムですが、色や数などを工夫し上品に仕上げられます。このようなファッションを「フェミニン」と表現します。
「フェミニン」の使い方
- 髪を巻いたことによって、グッとフェミニンな雰囲気が出たね。
- 彼は背が高くたくましい身体つきをしているが、言葉づかいや仕草がフェミニンに感じる。
- フェミニンなコーデを目指しているが、どうしても子供っぽくなってしまう。
- 女子高出身者は、大人になるとフェミニンさが際立ってくる気がする。
上の例文のように、「フェミニン」は「フェミニンな」「フェミニンさ」という表現で使用されます。
①の「フェミニン」は「上品で落ち着いた可愛らしい様子」を指します。例文のように、髪型に対しても用いられます。
②は「女性らしい様子」という意味で「フェミニン」が使われています。「フェミニン」であることに性別は関係ないため、男性に対しても使われます。
③の「フェミニン」はファッション用語として「レースやフリル、リボンを使いつつも、大人っぽい上品な可愛さでまとめたコーディネート」という意味で使用されています。
④の「フェミニン」は「女性らしいこと、女性らしい様子」を指します。「フェミニンさ」という表現ができます。
「フェミニン」の語源
フェミニンの語源はラテン語の “femininity” です。
“femininity”は「女性の」という意味です。
「フェミニン」の類義語
フェミニンには以下のような類義語があります。
- ガーリー:子供っぽさを残した少女らしいようす
- セクシー:性的な魅力のあるさま
「ガーリー」の意味を詳しく解説
「ガーリー」は「子供っぽさを残した少女らしいようす」を指します。
「フェミニン」と同じく、女性的な雰囲気を表す言葉です。「フェミニン」は大人らしい上品なニュアンスを持っていますが、「ガーリー」は子供っぽいニュアンスを持っています。
「ガーリー」も「フリルやリボンなどをポップで可愛らしくまとめたコーディネート」という意味でファッション用語として使われます。
「セクシー」の意味を詳しく解説
「セクシー」は「性的な魅力のあるさま」を指します。
「フェミニン」とは、大人らしい雰囲気のニュアンスが共通しています。「フェミニン」は上品な大人らしさであるのに対し、「セクシー」は性的な大人らしさを表します。
まとめ
以上、この記事では「フェミニン」について解説しました。
英語表記 | フェミニン(feminine) |
---|---|
意味 | 女性らしいこと、女性らしい様子 |
類義語 | ガーリー、セクシー |
今の世の中は、ジェンダーで人をくくることについて敏感になってきています。
もちろん、「女性だからフェミニンであるべき」といった偏見は持たないようにするべきですが、「フェミニン」が表す「女性らしさ」そのものは長年かけて形成された立派な文化です。
ジェンダーで人をくくることの全てを悪とするのではなく、ジェンダーが育んできた文化を大切にできるといいですね。