今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「アプライ」です。
「アプライ」について言葉の意味・使い方・由来・英語訳についてわかりやすく解説します。
☆「アプライ」をざっくり言うと……
英語表記 | アプライ(apply) |
---|---|
意味 | 応募、申請、適用、専念、特化、適用 |
由来 | 英語のapply |
英語訳 | apply |
「アプライ」の意味をスッキリ理解!
「アプライ」の意味を詳しく
「アプライ」とは、ビジネスや学校などに対して、応募すること、申請することです。また、セールや割引を適用することという意味でも使われます。
「応募する、申請する」が最も多く使われる意味であり、「アプライする」と言います。
その他にも「アプライ」は幅広く使われ、「〜に専念する」や「〜に特化する」という意味で使われることも稀にあります。
これは、「アプライ」の持つ、「〜に〜を当てる」という意味の応用型です。たとえば、以下のような意味になる場合があります。
- (〜に意識を)当てる:〜に専念する
- (〜に焦点を)当てる:〜に特化する
化学用語としての「アプライ」
「アプライ」は化学用語としても使われます。
化学実験や、バイオテクノロジーにおいて、「アプライする」というと、「注入する」という意味になります。
たとえば、実験において、機械にサンプルを注入する時に、「サンプルをアプライする」と言われます。
「アプライ」の使い方
- 昨日は新たに5社アプライしたが、まだ1社も返事が来ていない。
- 明日の出張が決まったので、今日中にアプライする必要がある。
- 来月の留学に向けてビザをアプライ中だが、間に合うか不安だ。
- スマホにアプライした技術では業界トップの信頼がある。
- パソコンにあるこの機能はとても便利であるので、今後スマートフォンにアプライされていくと思う。
②の「アプライ」は、出張の申請を会社にすることを意味します。
③の「アプライ中」とは、申請している最中である時に使われます。
④の「アプライ」は、スマホに特化した技術という意味で使われています。
⑤の「アプライ」は、パソコンに使われている機能をスマートフォンに応用することを示しています。
このように、「アプライ」は意味が多くあるため、前後の文脈から意味を判断する必要があります。
また、「アプライする」とは、主に口語的な表現であり、丁寧な言葉遣いを重んじる場面や、かしこまった場においては、「アプライ」はあまり好まれないことがあります。たとえば、面接時などで、「アプライさせていただきました」ではなく、「応募させていただきました」などと言う方が自然です。
「アプライ」の由来
「アプライ」とはもともと、英語のapplyからきた言葉です。
カタカナ語の「アプライ」は名詞であり、「アプライする」というように動詞化して使われることが多くなります。一方で、英語の applyは動詞であり、名詞形は application となるので注意が必要です。
「アプライ」の英語訳
英語のapplyは、さらに幅広い意味を持ちます。
- to apply make up
(化粧をする) - apply to the surface
(表面につける) - apply to 人
(人に影響を与える)
上記の熟語は英語特有の意味であり、もちろんカタカナ語と同じ意味で、「応募する、申請する」なども使われます。
まとめ
以上、この記事では「アプライ」について解説しました。
英語表記 | アプライ(apply) |
---|---|
意味 | 応募、申請、適用、専念、特化、適用 |
由来 | 英語のapply |
英語訳 | apply |
このように、「アプライ」は幅広い意味をもつ言葉で、多くの意味を知って、会話の流れで文脈判断できるようにしておくと良いでしょう。
また、ビジネスや学校において使われることが多くなってきましたが、場面や相手を意識して使いたいですね。