今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「メーキャップ」です。
「メーキャップ」の意味、使い方、語源についてわかりやすく解説します。
☆「メーキャップ」をざっくり言うと……
英語表記 | メーキャップ(makeup) |
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意味 | 化粧・特に、俳優が扮装のためにする舞台化粧 |
語源 | 「化粧」という意味の英単語 “make-up” |
「メーキャップ」の意味をスッキリ理解!
「メーキャップ」の意味を詳しく
「メーキャップ」とは、化粧・特に、俳優が扮装のためにする舞台化粧のことです。
もともとは「化粧」という意味ですが、わざわざ「化粧」と言わずに「メーキャップ」というときには、舞台化粧、役者やタレントがする化粧などを指すことが多いです。
「メークアップ」と言うこともありますが、「メーキャップ」の方がもとの英語の発音に近いです。
「メーキャップ」の使い方
「メーキャップ」には以下のような使い方があります。
- メーキャップアーティストを目指して勉強する。
- メーキャップ化粧品を買いに出かける。
「メーキャップアーティスト」とは、テレビ、映画、CM、雑誌、舞台、ファッションショーなどで、タレントや出演者にメイクを施す技術者のことです。
「メーキャップ化粧品」について詳しく説明します。
「メーキャップ化粧品」の意味
「メーキャップ化粧品」とは、口紅、ファンデーション、マスカラなどのみなさんが「化粧品」と言われて想像するような化粧品のことです。
「化粧品」だけでなく、なぜわざわざ「メーキャップ化粧品」という言い方をするのでしょうか。
実は、法律的には「化粧品」は、シャンプーや歯磨き粉や化粧水などを含むのです。
そのため、「化粧品」の中でも何を指すのかわかりやすいように、以下のふたつのくくりが作られています。
- 基礎化粧品:皮膚を健やかに保ち肌質自体を整えることを目的とする化粧品
- 化粧水
- 美容液
- 乳液
- メーキャップ化粧品
- アイライナー
- マスカラ
- 口紅
「メーキャップ」の語源
「メーキャップ」の語源は英語の “make-up” です。
英語の “make-up” について、以下の項目を説明します。
- “make-up” の使い方
- “make up” との違い
“make-up” の使い方
間違われやすいのですが、“make-up” は、以下のように動詞ではなく名詞として使われます。
- put on make-up:化粧をする
- wear make-up:化粧をする
- take off make-up:化粧を落とす
上記のように “put on” (身につける)、 “wear” (着る)、 “take off” (脱ぐ)などの動詞を伴って使われます。
言葉としては、服やアクセサリーと同じ使い方をされるのです。
“make up” との違い
一見すると、同じに見えますが “make up” と “make-up” は違いがあります。
“make-up” は、 “make” と “up” が-(ハイフン)でつながれており、合わせてひとつの言葉(名詞)になっています。
一方で “make up” は間にハイフンが無く、「作る」という動詞 “make” と、前置詞 “up” の連語です。
“make up” は、以下のような使われ方をします。
- make up a list(表を作る)
- We have to make up the number(私たちは数を埋め合わせる必要がある)
まとめ
以上、この記事では「メーキャップ」について解説しました。
英語表記 | メーキャップ(makeup) |
---|---|
意味 | 化粧・特に、俳優が扮装のためにする舞台化粧 |
語源 | 「化粧」という意味の英単語 “make-up” |
「メーキャップ」の意味は分かっているつもりになりがちですが、知らなかったことも多かったのではないでしょうか。
もとの英語の使い方まで覚えておけるといいですね。