今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「トライバル」です。
「トライバル」の意味、「トライバル」が付く言葉、「トライバルデザイン」の特徴、使い方、語源、類義語についてわかりやすく解説します。
☆「トライバル」をざっくり言うと……
英語表記 | トライバル(Tribal) |
---|---|
意味 | 民族的なもの・伝統的なものを表す形容詞 |
「トライバル」が付く言葉 | トライバルデザイン トライバルタトゥー |
語源 | 「部族の」という意味の英単語 “Tribal” |
類義語 | エスニック |
このページの目次
「トライバル」の意味をスッキリ理解!
「トライバル」の意味を詳しく
「トライバル」とは、民族的なもの・伝統的なものを表す形容詞のことです。
音楽やファッションの分野で使われることが多いです。
民族的な感じのある、またはある部族の伝統を参考にした、文様や音楽の調子などを指すカタカナ語です。
「トライバル」が付く言葉
「トライバル」が付く言葉には以下のふたつがあります。
- トライバルデザイン
- トライバルタトゥー
「トライバルデザイン」の意味
「トライバルデザイン」とは、ある民族や部族の中で伝統的に用いられている模様・デザインのことです。
これは、サモアなどの赤道付近の太平洋諸島の部族の間で生まれました。
「トライバルデザイン」は、シンプルで抽象的なものが多く存在します。しかし、それぞれに固有のパターンが存在しており、デザインを生み出した文化の象徴となっています。
「トライバルタトゥー」の意味
「トライバルタトゥー」は、タトゥーのデザインの種類のひとつです。
もともとは、ポリネシア地域などに存在する部族間で伝承されてきた、身体装飾のことでした。現代では、民族風の柄をあしらったタトゥーのことも指します。
黒を基調とした直線・曲線を組み合わせたお洒落な模様が特徴的です。
「トライバルデザイン」の特徴
「トライバルタトゥー」や「トライバルデザイン」は、民族ごとに異なります。
以下の代表的な民族の特徴を見ていきましょう。
- ポリネシアン
- ハイダ族
- マオリ族
「ポリネシアンのデザイン」の特徴
[出典:https://www.pinterest.jp/pin/168885054760484476/]
太平洋に浮かぶ島、ポリネシア諸島の伝統民族は、独自のトライバルデザインを持っています。
デザインは、自然界のものをモチーフにしており、幾何学模様やラインを中心に描かれているものが多いです。
このデザインを用いたタトゥーは、血筋や階級を示す手段でもありました。
「ハイダ族のデザイン」の特徴
[出典:https://www.pinterest.jp/pin/466967055089751104/]
「ハイダ族」は、北米大陸やカナダで暮らしていた先住民族です。現在ではカナダの他に、アメリカ合衆国にも居住区があります。
ハイダ族のトライバルデザインは黒色を中心に、赤色をポイントで使っているのが特徴的です。
「マオリ族のデザイン」の特徴
[出典:https://www.pinterest.jp/pin/307722587023128524/]
「マオリ族」は、ニュージーランドの先住民族です。
「マオリ族」では、らせん状や湾曲した線の模様を組み合わせたタトゥーが伝統的です。
彼らは、もともと文字を持たない文化だったため、文字の代わりにタトゥーを彫ることでその家柄の血のつながりや歴史を証拠として残していました。
「トライバル」の使い方
「トライバル」には以下のような使い方があります。
- トライバルタトゥーを入れて、民族の繋がりを意識する。
- 来年はトライバルなファッションが流行するだろう。
➋のように、「トライバルな○○」という形で使われることが多いです。
「トライバル」の語源
「トライバル」の語源は英語の “Tribal” です。
“Tribal”は「部族の」という意味の形容詞です。
「部族」「民族」という意味の “Tribe” を形容詞化したものです。
「トライバル」の類義語
「トライバル」には以下のような類義語があります。
- エスニック:アフリカ・中南米・アジアなどその民族風であること。
まとめ
以上、この記事では「トライバル」について解説しました。
英語表記 | トライバル(Tribal) |
---|---|
意味 | 民族的なもの・伝統的なものを表す形容詞 |
「トライバル」が付く言葉 | トライバルデザイン トライバルタトゥー |
語源 | 「部族の」という意味の英単語 “Tribal” |
類義語 | エスニック |
「トライバルデザイン」はさまざまなものがあってとても面白いですね。