「コーポレート」の意味とは？使い方から英語や類義語まで解説

今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「コーポレート」です。
「コーポレート」の意味、使い方、「コーポレート」が付く言葉、語源、類義語、類義語との違いについてわかりやすく解説します。

☆「コーポレート」をざっくり言うと……

「コーポレート」の意味をスッキリ理解!

「コーポレート」の意味を詳しく

「コーポレート」とは、会社の・企業の・団体のという意味の形容詞のことです。

「企業・会社の」という意味の「コーポレート」

基本的には、「コーポレートカラー」のように後ろに何かの名詞をつなげて、「企業の」「会社の」という意味で使われます。

ちなみに「コーポレートカラー」とは、「企業や団体等の組織を象徴する色」のことです。

「団体の」という意味の「コーポレート」

マンションやアパートの名前で「コーポ○○」という名前がよくありますが、この「コーポ」は「コーポレート」を略たものです。

この場合には「団体の・集団の」という意味で使われています。

「コーポレート」の使い方

「コーポレート」には以下のような使い方があります。

以上のように「コーポレート」の後ろに名詞を付けて使われます。

「コーポレートサイト」などの「コーポレート」が付く言葉の説明は次で詳しく行います。

「コーポレート」が付く言葉

「コーポレート」が付く言葉には以下の3つがあります。

それぞれの意味を見ていきましょう。

「コーポレートサイト」

「コーポレートサイト」とは「企業が運営する公式のwebサイト」のことです。

掲載する内容は会社によって異なります。

しかし、会社概要、事業内容、国内外の事業所などの情報が掲載されているのが一般的です。

「コーポレートブランディング」

「コーポレートブランディング」とは「企業のブランドを構築することで、企業価値を高めること」です。

売り出し戦略などの細かい計画ではなく、会社のイメージを作り出すためのあらゆる活動を含みます。

そのため長いものだと5年以上かかる長期的な活動にもなります。

「コーポレートカード」

「コーポレートカード」とは、「大企業向けに発行されているクレジットカード」のことです。

「コーポレートカード」は、支払いの限度額が高く、20枚以上発行できるのが特徴です。

「コーポレート」の語源

「コーポレート」の語源は英語の “corpus” です。

“corpus” は「体」という意味の英単語で、これが変化して 「一体になる」という意味の“corporare” が生まれました。

“corporate” は、「人が集まって会社になる」「人が集まって団体になる」という意味合いから「会社」「団体」という言葉になりました。

「コーポレート」の類義語

「コーポレート」には以下のような類義語があります。

類義語との違い

「コーポレート」に関わる類義語との違いを見ていきましょう。項目は以下の通りです。

「コーポレーション」と「コーポレート」の違い

「コーポレーション」という言葉は聞いたことのある人も多いと思います。

「コーポレーション」は、「コーポレート」を名詞化したもので、「会社」「企業」「団体」という意味があります。

「カンパニー」と「コーポレーション」の違い

「カンパニー」は、カタカナ語では基本的に「会社」という意味で使われます。

「コーポレーション」よりもカジュアルなニュアンスで「会社」と言うときに使います。

日本で言う「商会」は「カンパニー」と言うほうが適しているでしょう。

「ホールディングス」と「コーポレーション」の違い

「ホールディングス」は「持ち株会社」という意味の言葉です。

別の会社の株を保有することで、それらを子会社として、自らは親会社になることができます。

このような形態を「ホールディングス」と言ったり、子会社と親会社のまとまりを「ホールディングス」と呼んだりします。

つまり、「コーポレーション」はひとつの企業を指すのに対して、「ホールディングス」は複数の会社のまとまりを指すのです。

まとめ

以上、この記事では「コーポレート」について解説しました。

「コーポレート」は形容詞であるという点に注意して使いましょう。