「eスポーツ」と「ゲーム」の違いとは?ジャンルや分類まで解説

違いのギモン

最近、「eスポーツ」という言葉を耳にしますよね?

どうやらゲーム関係の言葉のようですが、しっかり意味を理解している人は少ないのではないでしょうか。

この記事では、そんな「eスポーツ」と「ゲーム」の違いをわかりやすく解説します。

結論:「eスポーツ」は「ゲーム」を競技と捉えたときの名称

「eスポーツ」は”Electronic Sports”の略で、「ゲーム」の対戦をスポーツ競技として捉えたときの名称です。

つまり、「eスポーツ」はいわば「ゲームの対戦」の別名のようなものなのです。

「eスポーツ」をもっと詳しく

「eスポーツ」とは、ビデオゲームやコンピューターゲームの対戦をスポーツとして捉えた際の名称です。

ゲームを普段やらない人からするとこの考え方はあまりピンとこないかもしれません。しかし、格闘ゲームなどの誰かと対戦するゲームは、プレイヤー本人も、対戦を見ている人も、まさにスポーツのように盛り上がります。

こうした対戦を「競技」、「試合」などと考えたものが「eスポーツ」です。海外ではeスポーツの大会が数多く開かれ、多くの人が会場に足を運んでいます。中には優勝賞金が10億円にのぼる大きな大会も存在します。

「eスポーツ」のジャンル

「eスポーツ」には、実際のスポーツの種目のように、さまざまなジャンルがあります。

今回はその中でも大きな大会が開かれるような、メジャーなものをご紹介します。

ジャンル内容代表作
FPS / TPSどちらもシューティングゲームのジャンル。”FPS”は”First Person Shooter”の略で一人称視点のもの、”TPS”は”Third Person Shooter”の略で三人称視点のもの。『Call of Duty』
MOBA“Multiplayer online battle arena”の略で、5人程度のチーム同士が陣地を取り合うゲーム。戦略やチームの連携が重要となる。eスポーツの中で最も盛り上がっているジャンルで、優勝賞金も莫大なケースが多い。『League of Legends』
RTS“Real-time Strategy”の略で、軍隊などの指揮官となり、戦略や戦術を競い合うゲーム。MOBAと異なり、チーム戦ではなく、1対1で行われることが多い。『StarCraft2』
格闘ゲームそれぞれのプレイヤーが1人のキャラクターを操作し、肉弾戦を行うもの。1対1のものもあれば、集団戦のものもある。日本のゲームが世界的に有名であるため、日本人が活躍している。『ストリートファイター』

『大乱闘スマッシュブラザーズ』

スポーツ野球やサッカーといったスポーツのゲーム。『ウイニングイレブン』

『実況パワフルプロ野球』

DCG“Digital Card Game”の略。1対1でカードゲームを行うもの。日本でも有名なタイトルが多く、日本人も活躍している。『Shadowverse』

『HearthStone』

パズルゲーム大人から子供まで楽しめるタイトルが多い。日本でも有名なゲームが種目として採用されている。『ぷよぷよ』

『テトリス』

最近では、野球ゲーム『実況パワフルプロ野球』のプロリーグ、「eBASEBALL プロリーグ」が設立されるなど、リアルスポーツのeスポーツ化も盛んになっています。

「ゲーム」をもっと詳しく

「ゲーム」とはルールに基づき、勝敗を決めること全般を指します。

中でも、コンピューターの機能を使って行うゲームを「コンピューターゲーム」と呼びます。私たちが普段「ゲーム」と呼んでいるものは、この「コンピューターゲーム」のことです。

コンピューターゲームの分類

コンピューターゲームには以下のような分類があります。

  1. アーケードゲーム:ゲームセンターなどにある業務用ゲーム
  2. コンシューマーゲーム:テレビゲーム、携帯型ゲームのこと
  3. パソコンゲーム:パソコンで行いうゲーム
  4. 携帯電話ゲーム:スマホのアプリのゲームなど
みなさんに一番馴染み深いのは「コンシューマーゲーム」、もしくは「携帯電話ゲーム」でしょう。

「eスポーツ」では「アーケードゲーム」以外のゲームが中心となって取り上げられています。

まとめ

以上、この記事では、「eスポーツ」と「ゲーム」の違いについて解説しました。

  • eスポーツ:「ゲーム」の試合をスポーツ競技として捉えたときの名称
  • ゲーム:ルールに基づき勝敗を決めること。
「eスポーツ」は今最も熱いジャンルといっても過言ではありません。

ぜひ、大会の動画も見てみてくださいね。