「絶許」の意味とは?使い方から類語まで例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、ネット用語の「絶許(ぜっきょ)」です。

以下では、「絶許」の意味・使い方・由来・類義語についてわかりやすく解説します。

☆「絶許」をざっくり言うと……

読み方絶許(ぜっきょ)
意味絶対に許さない
由来日本ハムの金村投手の発言
類義語絶交、激おこ、激おこぷんぷん丸

「絶許」の意味をスッキリ理解!

絶許(ぜっきょ):「絶対に許さない」の略

「絶許」の意味を詳しく

「絶許」とは、「絶対に許さない」の略語で、何かに対して怒りを表す際に用いられる表現です。

特に有名人やスポーツ選手などが、許し難い発言や行動取ったりした際に使用される言葉になります。

バッシングする意味で使われることの多い言葉ですが、実際にはあまり怒っていない場合でも使用されます。

「絶許」の使い方

  1. 私の大好きなアイドルが、Twitterでファンの愚痴を投稿して炎上してたよ。絶許だよ!
  2. 優勝決定戦であんなヘマするなんて絶許だ。
  3. 冷蔵庫にあるプリン食べたら絶許だからね。

①では、自分の大好きなアイドルが炎上発言をしてしまい、ファンとして許せないという意味で使っています。。

②でも同様に、大切な試合でミスをしてしまい、絶対に許せないという強い意味で使われています。

 

このように、「絶許」は自分の好きな人が、自分にとって許し難いことをしてしまった際にバッシングの意味を込めて使う言葉です。

一方で、③のようにあまり強い意味ではなくても使うことがあります。たとえプリンを食べてしまっても、それほどまでに怒ることはありません。

「絶対に許さない」といった強い意味ではなく、「プリンを食べたら怒るよ」くらいの軽いニュアンスで使われることもあります。

「絶許」の由来

「絶許」は、匿名掲示板2ちゃんねるのカテゴリーの一つである「なんでも実況ジュピター」で生まれました。

きっかけになったのは、2006年に行われた「日本ハム」対「千葉ロッテ」の野球の試合でした。

 

この試合で「日本ハム」の先発投手であった金村選手は、試合開始時点で、6年連続規定投球回到達と5年連続2桁勝利が懸っていました。

金村選手は5回途中まで投げぬき、後1アウト取ればその記録の両方を達成できたはずでした。

しかし、当時「日本ハム」の監督であったヒルマン監督は、金村選手に交代を命じました。

 

これにより、2つの記録は途切れ、金村選手は「絶対に許さない。外国人監督だから個人の記録は関係ないのでしょう。顔も見たくない。」と発言しました。

この「絶対に許さない」が「なんでも実況ジュピター」で注目されました。

そして「絶対に許さない」が省略化され、「絶許」という言葉が誕生しました。

「絶許」の類義語

「絶許」には以下のような類義語があります。

  • 絶交:今までの付き合いを断つこと
  • 激おこ:激しく怒っているという意味
  • 激おこぷんぷん丸:激しく怒っているという意味で、「激おこ」よりも強い怒りを表す言葉

「激おこ」の「おこ」は、「怒る」を略した言葉です。「おこ」よりも怒っているという意味で、「激おこ」が使われています。

さらに、「激おこ」よりも強い怒りを表すのが、「激おこぷんぷん丸」です。

ちなみに、最近では、「ギャルによる怒りの15段活用」というものが流行り、「激おこぷんぷん丸」よりも強い怒りを表す言葉も存在します。

ギャル語として生まれ、現在では若者を中心に使われている言葉です。

まとめ

以上、この記事では「絶許」について解説しました。

読み方絶許(ぜっきょ)
意味絶対に許さない
由来日本ハムの金村投手の発言
類義語絶交、激おこ、激おこぷんぷん丸

「絶許」のように野球の試合から生まれたネット用語はたくさん存在します。

また類義語の「激おこ」や「激おこぷんぷん丸」は若者を中心に使われる人気の言葉であるため、覚えておくといいでしょう。

身近な人に言う言葉として是非使ってみてください。