今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「チャーム」です。
「チャーム」の意味・使い方・語源・類義語・英語についてわかりやすく解説します。
☆「チャーム」をざっくり言うと……
英語表記 | チャーム(charm) |
---|---|
意味 | 人をひきつける魅力 |
語源 | ラテン語の “carmen” |
類義語 | アピールポイント、ペンダントトップ、マジックなど |
英語での使い方 | Carry a four-leaf clover as a lucky charm. |
「チャーム」の意味をスッキリ理解!
「チャーム」の意味を詳しく
「チャーム」とは、人をひきつける魅力のことです。
チャームには3つの意味があります。
- 人をひきつける魅力
- ネックレスなどの装飾品(そうしょくひん)
- 魔よけやお守り
それぞれ見ていきましょう。
意味①:人をひきつける魅力
1つ目は、「人をひきつけたりうっとりさせる魅力」という意味です。人や動物、ものなど、相手に興味を持たせるような力のことを、「チャーム」といいます。
意味②:ネックレスなどの装飾品(そうしょくひん)
2つ目は、「ネックレスやブレスレットなどの装飾品につける、小さな飾り」という意味です。「ペンダントトップ」も「チャーム」と同様、ネックレスなどの装飾品につける飾りのことをいいますが、「チャーム」の方がより小さい飾りを指します。
意味③:魔よけやお守り
3つ目は、「魔よけやお守り、呪文など、魔法の力が宿るとされるもの」という意味です。日本でいう縁起物(えんぎもの)を、ラッキーチャームと呼ぶことがあります。
「チャーム」の使い方
- 私のチャームポイントは、えくぼです。
- ハート型のチャームつきブレスレットを買った。
- ラッキーチャームとして、四つ葉のクローバーを持ち歩く。
①では、魅力という意味で使われています。②は、装飾品につける飾りという意味です。③は、「縁起物」という意味で「チャーム」が使われています。
「チャーム」の語源
チャームの語源はラテン語の “carmen” です。
“carmen” には「歌」「詩」「魔法」という意味があります。このラテン語が、意味をほぼそのまま残して英語に取り入れられました。それが、英語の “charm” (魔法)です。
1590年ごろには、魔よけの物全般を表す単語として使われはじめました。魔よけのアクセサリーなどもあったことから、装飾品の飾りを「チャーム」と呼ぶようになったと考えられています。
17世紀ごろには、「魔法にかけられたように魅了される」というニュアンスで使われはじめました。
「チャーム」の類義語
チャームには以下のような類義語があります。
- アピールポイント:強調する点。また、魅力的なところ
- アトラクション:目玉となる出し物。また、人をひきつける力
- ペンダントトップ:装飾品につける大ぶりな飾り
- マジック:魔法
英語での「チャーム」の使い方
「チャーム」は英語で、次のように使います。
- I think the dimples on my cheeks are charming.
(私のチャームポイントは、えくぼです) - I bought a bracelet with heart shaped charm.
(ハート型のチャームつきブレスレットを買った) - Carry a four-leaf clover as a lucky charm.
(ラッキーチャームとして、四つ葉のクローバーを持ち歩く)
英語の “charm” は基本的に、魔法という意味で使われます。 “charmed” と受け身の形にすると、「魔法にかけられた」という意味になります。
また、 “charming” という形にして「魅力的な」という意味でもよく使われます。カタカナ語の「チャーミング」と同義です。
日本ではよく、魅力的なパーツなどのことを「チャームポイント」といいますが、これは和製英語です。英語では “attractive feature” のようにいうため、 “charm point” というと伝わらないこともあります。
まとめ
以上、この記事では「チャーム」について解説しました。
英語表記 | チャーム(charm) |
---|---|
意味 | 人をひきつける魅力 |
語源 | ラテン語の “carmen” |
類義語 | アピールポイント、ペンダントトップ、マジックなど |
英語での使い方 | Carry a four-leaf clover as a lucky charm. |
「チャーム」は、幅広い世代に使われている単語です。「チャームポイント」など、日常会話だけでなくメディアなどでも使われる言葉もあります。
語源や英語での使われ方を知ると、理解が深まってより表現の幅が広がります。ぜひ覚えましょう。