「アップデート」と「アップグレード」の違いとは?意味と使い方を解説

違いのギモン

近年は多くの電子機器が誕生し、それに伴ってたくさんのパソコン用語が存在しますよね。パソコン用語はカタカナのものが多く、字面が似ているものもたくさんあります。そのため、意味の違いがわからないことも多くあるでしょう。

「アップデート」と「アップグレード」は、そんな意味の違いがわかりにくい言葉のひとつです。この記事では、「アップデート」と「アップグレード」の違いについて解説します。

結論:「アップデート」は更新、「アップグレード」は性能向上

「アップデート」は、最新の状態に更新することを意味します。

一方で、「アップグレード」は今よりも性能を向上させることを意味します。

「アップデート」をもっと詳しく


「アップデート」は、基本の部分を変えずに最新の状態に更新することを指します。

「アップデート」は、英語で update と表し、「最新の状態にする」ということを意味します。

新たに見つかった不具合を修正するときや、新しい情報に基づく変更をするときなどに使われる言葉が「アップデート」ということになります。

「Windows Update」はアップデートファイルのひとつで、直訳すると「ウィンドウズの更新」です。

このように、旧バージョンのソフトウェアを最新のソフトウェアにするときなどに「アップデート」という言葉が使われます。

「アップデート」の使用例

「アップデート」の使用例を以下に3つ紹介します。

  1. このソフトウェアには不具合があるようなので、アップデートする必要がある。
  2. ウィンドウズが新しくなったようなので、アップデートしよう。
  3. このファイルはアップデートしなければならない。

「アップグレード」をもっと詳しく


「アップグレード」は、基本の部分も含めてその性能を向上させることを意味します。

「アップグレード」は、英語で upgrade と表し、「性能向上」や「グレードを上げる」という意味があります。

「アップデート」が修正や更新だったのに対し、「アップグレード」は、もっと大きな作り変えを意味します。ハードウェアやソフトウェアの全体や主要な部分も含めて新しいものに作り変えるときに「アップグレード」という言葉を使います。

ハードウェアやソフトウェアの拡張などにより新機能が実現された場合や、新機種や新バージョンの発売に応じて手持ちのものを交換することも「アップグレード」と呼びます。

「アップグレード」の使用例

「アップグレード」の使用例を以下に3つ紹介します。

  1. サーバーを最新バージョンにアップグレードすると、今よりも効率よく仕事ができる。
  2. データベースを新しいものにアップグレードする必要がある。
  3. 新しいソフトウェアにアップグレードするにはお金がかかる。

これは「アップデート」?「アップグレード」?

ここでは、いくつかの例文を出すので、「アップデート」が当てはまるのか「アップグレード」が当てはまるのかクイズ形式で考えてみましょう。

  1. このソフトウェアを (アップデート/アップグレード) するにはお金がかかる。
  2. 今のハードウェアは (アップデート/アップグレード) する必要がある。
  3. iOS1.3からiOS1.4に (アップデート/アップグレード) する。

正解は、①アップグレード、②アップグレード、③アップデート です。

基本的にアップデートは無料で、アップグレードはお金がかかります。というのも、アップデートは細かい修正ですがアップグレードは「ランクを上げる」というイメージに近いためです。よって①の正解はアップグレードです。

「アップデート」という言葉は「ソフトウェア」にしか適さない言葉ですが、「アップデート」」という言葉は「ソフトウェア」と「ハードウェア」のどちらにも使われる言葉です。そのため、②の例文の場合はアップグレードが正解になります。

「アップグレード」はiOS1.0からiOS2.0になるような大きな性能向上のことを指します。iOS1.3からiOS1.4になるのは少しの更新なので、③ではアップデートが正解になります。

まとめ

以上、この記事では、「アップデート」と「アップグレード」の違いについて解説しました。

  • アップデート:基本の部分を変えずに最新の状態に更新すること
  • アップグレード:基本の部分も含めて性能を向上させること
「アップデート」と「アップグレード」は、意味が似ているため同じ意味として使っていた人も多いでしょう。2つの言葉には実は違いがあるため、今後はその違いを意識してこれらの言葉を使うようにしましょう。