今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「プロテクト」です。
「プロテクト」の意味・使い方・語源・類義語について分かりやすく解説します。
☆「プロテクト」をざっくり言うと……
英語表記 | プロテクト(protect) |
---|---|
意味 | 保護、防止 |
語源 | 英語のprotect |
類義語 | ガード、バリアーなど |
「プロテクト」とは?
「プロテクト」の意味を詳しく
「プロテクト」は「保護、防止」という意味のカタカナ語です。「防ぐこと」「保護すること」という行動についても言います。
特に「防止」というのは、コンピュータについて使います。コンピュータはプログラムを動かすことができますが、そのプログラムは他の人から真似をされやすいです。
もちろん、真似や複写するのは違法行為になる可能性があります。しかし、万が一のために対策をすることを「プロテクト」と言います。コピー予防なら「コピープロテクト」などです。
その他にも「庇う(かばう)」という意味で使われることもあります。
「プロテクト」の使い方
- コンピュータのプロテクト機能を使用してウィルスからデータを守る。
- ハッキングのプロテクトをしっかりしておく。
- 怪我をしないために、プロテクターを装備する。
①と②の例文はコンピュータに関してです。①の例文では「保護する」という意味で「プロテクト」を使用しています。
一方で②の例文では、ハッキングから「防御する」という意味で「プロテクト」が使われています。微妙にニュアンスの違いがあります。
また、「ハッキング」とは、インターネットなどを通じて不正にコンピュータなどのデータを盗み出そうとすることです。
③の例文のように「プロテクター」という形に変えて使う事もあります。これは幅広く言えば「守る物」という意味です。要するに「プロテクトする物」です。たとえば、怪我を防止するために身体につける物などが挙げられます。
「プロテクト」の語源
「プロテクト」の語源は英語のprotectです。カタカナ語の「プロテクト」と同じように「守る」という意味です。一方で、カタカナ語の「プロテクト」よりも意味が多いです。
たとえば、輸入品への関税などによって、「国内産業を保護する」という意味などもあります。また、機械などに保護装置をつけるというような意味もあります。
この単語の語源をさらにたどると、ラテン語になります。tegereという「覆う」という意味の単語が変化して、「前を覆う」という意味になり、現在のprotectとして使われるようになりました。
「プロテクト」の類義語
「プロテクト」には以下のような類義語があります。
- ガード:防護
- バリアー:障壁、守る物
ガード
「ガード」は「防護」という意味のカタカナ語です。「プロテクト」と異なって、「守る」という行動や体制を指すことが多いです。
「ガード」はスポーツ用語としてもよく使われています。たとえば、バスケットボールで守備をしている選手のことを「ガード」と言います。他にもボクシングなどでは守る動作のことを「ガード」と呼びます。
バリアー
「バリアー」は「障壁、守る物」という意味のカタカナ語です。たとえば、車椅子に乗った人がいるとします。そうした人たちにとって階段は登れません。階段が障壁です。この障壁を「バリアー」と言います。
また、この階段を坂道のスロープにして車椅子の人でも登る事ができるようになったら、「バリアー」が無くなった状態です。これを「バリアーフリー」と呼ぶこともあります。
「守る物」という意味ですが、特に災害や攻撃から自身の身を守る物を指します。
まとめ
以上、この記事では「プロテクト」について解説しました。
英語表記 | プロテクト(protect) |
---|---|
意味 | 保護、防止 |
語源 | 英語のprotect |
類義語 | ガード、バリアーなど |
「プロテクト」は普段よく使うカタカナ語の1つです。特にコンピュータなどをよく使う人にとって、頻出単語であることは間違いありません。
ぜひ、この記事を参考にして「プロテクト」の意味や使い方を覚えて日常の生活に役立てましょう。