今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「カンスト」です。
「カンスト」の意味・使い方・類義語について分かりやすく解説します。
☆「カンスト」をざっくり言うと……
英語表記 | カンスト(counter stop/count stop) |
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意味 | 数値が上限に達し、それ以上数えられないこと |
類義語 | 限界、上限値、打ち止め、マキシマム |
「カンスト」とは?
「カンスト」の意味を詳しく
「カンスト」とは、数値が上限に達し、それ以上数えられないことです。
数値があらかじめ設定された上限に達し、それ以上数値が増えることがなくなるという意味で用いられる言葉です。
「カンスト」はcounter stop または count stop を省略した言葉です。一見英単語のように見えますが正しい英語ではありません。日本で生み出された和製英語なので英語表現として使うことはできません。
「カンスト」は主にゲーム用語として使われます。
たとえば、スコアカウントのあるゲームでそのゲームのカウントの上限である999点に達し、999点でカウントが停止してしまった場合を「カンストした」と言います。
「カンスト」の使い方
- お母さんに怒られたが、今日はレベルカンストするまでゲームをやめないと決めている。
- ボスを倒すための武器を作るために、アイテムをいっぱい集めたので、アイテムカンストしてしまった。
- ゲームが面白すぎて1日中やってしまい、カンストした。
上の例文のように、「カンスト」は「レベル」「アイテム」「スコア」のような言葉に続き名詞として使われます。また、「カンストする」というように動詞として使用されることもあります。
①の「レベルカンスト」とは、ゲーム内のキャラクターなどの強さとして設定されている「レベル」が上限に達することを表しています。
②の「アイテムカンスト」は、ゲーム内でプレイヤーが所持することのできる「アイテム」が設定されている上限に達したことを表しています。
③では「カンスト」を動詞として使用しています。ゲームをずっとやっていたら、設定されていたレベルやアイテムなどの上限に達してしまい数値が止まってしまったという意味です。
「カンスト」の類義語
カンストには以下のような類義語があります。
- 限界:物事のこれ以上あるいはこれより外には出られないというギリギリの範囲、境目
- 上限値:上限として設定された値
- 打ち止め:物事の終わり
- マキシマム:最大限
1つ目の「限界」はすでに知っている人が多いでしょう。「自分の限界を知る」「体力の限界まで達する」などというように物事のギリギリの範囲を表します。
2つ目の「上限値」は、上記のようにこの値を超え出てはいけないとする限度を表しています。
3つ目の「打ち止め」には、上記の他に「芝居・相撲などの興行の終わり」「パチンコで一定量の玉を出した台の使用を停止すること」という意味があります。
4つ目のマキシマムは最大限という意味で、英語のMaximumが元となっています。数学の用語「極大」「極大値」として使われることもあります。
まとめ
以上、この記事では「カンスト」について解説しました。
英語表記 | カンスト(counter stop/count stop) |
---|---|
意味 | 数値が上限に達し、それ以上数えられないこと |
類義語 | 限界、上限値、打ち止め、マキシマム |
ゲームをよくやる人にとってはよく耳にする言葉かもしれませんが、あまりゲームをしない人はイメージしづらい言葉かもしれません。
最近ではスマホゲームのコマーシャルが増え、スマホゲームをやる人がとても多くなっているので、コミュニケーション用語として覚えておくのも良いですね。