今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「バイカラー」です。「カラー」という言葉が含まれているので、色に関する言葉であることは想像しやすいでしょう。では、具体的にどんな色なのか想像できますか。
この記事では、「バイカラー」の意味・使い方・語源・類義語についてわかりやすく解説します。
☆「バイカラー」をざっくり言うと……
英語表記 | バイカラー(bi-color) |
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意味 | 2色のもの、2色を並べた配色のこと |
語源 | 英語の “bi-color” |
類義語 | ツートーンカラー、マルチカラー |
「バイカラー」とは?
「バイカラー」の意味を詳しく
「バイカラー」とは、「2色のもの」「2色を並べた配色のこと」ことです。
これは、配色やデザインのことを指します。
「バイカラー」は、特にファッション用語として用いられています。1つのアイテムの中に2つの色を使っているもののことを指します。これらは、色と色が直線的に分かれていることなどが特徴として挙げられます。
具体的には、全体に2色を大きく使っているポーチや、つま先がバイカラーになっているパンプスなどの靴、取っ手や留め具がバイカラーになっているバッグなどがその例です。
「バイカラー」の使い方
「バイカラー」は、以下のように使われます。
- シンプルな白と黒のバイカラーのコーディネートで、カジュアルさを出す着こなしが流行している。
- この夏はバイカラーのネイルに挑戦する。
- ファッション雑誌に載っていたバイカラーのワンピースが個性的だった。
①の着こなしは、ひとつのアイテムに2色含まれているのではなく、トップスとボトムスなどのアイテム同士でバイカラーにする方法です。
②のバイカラーのネイルとは、中央から上と下で別の色を塗るデザインのことです。どちから一方を白色やクリーム色にすると女性らしく、かつ大人らしい印象に仕上がります。
「バイカラー」の語源
バイカラーの語源は英語の “bi-color” です。
bi は、「双」「複」「重」などの意味を表します。バイカラーの他にも、バイリンガル(bilingual)やバイセクシャル(bisexual)などの「バイ」も同じです。
「バイカラー」の類義語
「バイカラー」には、以下のような類義語があります。
- ツートンカラー(two-tone color):異なる系統の2色、または同系統の濃淡2色を並べた配色のこと
- マルチカラー(multi-color):洋服のコーディネートなどで3色以上が使われている多色配色のこと
「ツートンカラー」は、「ツートーンカラー」とも言います。英語では “two-tone” だけで「ツートンカラーの」という意味を表します。
ヘアカラーの方法にも、ツートンカラーというデザインがあります。ヘアカラーにおけるツートンカラーとは、1つの色で全体を染めるのではなく、2つの色を使って染めるヘアスタイルです。
毛先を明るくして明暗のグラデーションを作る方法や、部分的に明るくすることでハイライトを入れる方法、インナーカラーとして内側の髪の毛に色を入れる方法、毛先全体に色を入れる方法などがあります。
マルチカラーは、もともと「多彩」「多様な」という意味です。
まとめ
以上、この記事では「バイカラー」について解説しました。
英語表記 | バイカラー(bi-color) |
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意味 | 2色のもの、2色を並べた配色のこと |
語源 | 英語の “bi-color” |
類義語 | ツートーンカラー、マルチカラー |
色の使い方は、実にさまざまです。
この記事に載せている1枚目の写真はビビッドカラーのバイカラーですが、2枚目の写真はパステルカラーのバイカラーです。ふたつを比べると、かなり印象が違いますよね。
洋服やファッションのアイテムを選ぶときや部屋のインテリアを選ぶとき、色の選び方次第で自分の気分も変化するでしょう。バイカラーにもぜひ挑戦してみてください。
「バイカラー」の意味と使い方を覚え、正しく使えるようにしましょう。