「不承不承」の意味とは?使い方から類語や英語まで例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「不承不承(ふしょうぶしょう)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

☆「不承不承」をざっくり言うと……

読み方不承不承(ふしょうぶしょう)
意味嫌がりながら物事を行うこと
類義語しぶしぶ、いやいや、やむなくなど
英語訳reluctance(気が進まないこと)

「不承不承」の意味をスッキリ理解!

不承不承(ふしょうぶしょう):嫌がりながら物事を行うこと

「不承不承」の意味を詳しく

不承不承は、いやいやながら特定の仕事や動作をすることを表す四字熟語です。「不承不承~する」という形で、副詞的に使われます。

 

不承不承は「不承」という単語を重ね合わせてできた言葉です。

「不承」とは、承らない、承知しないという意味を持つ一方、不満ではあるが承知するという意味にもなります。

不承不承には「不承」の後者の意味だけが残り、重ね合わせることで不満であるという部分が強調されています。

 

一般的には「不承不承」という表記が使われますが、「不承無精」や「不承不精」などと書くこともあります。

「不承不承」の使い方

  1. 彼は不承不承その仕事を引き受けた。
  2. 母親に怒られたので、不承不承宿題を始めた。
  3. 子どもの面倒を見るのは好きではないが、他にやるべきこともなかったので不承不承遊びの誘いに乗った。

①は、結果だけ見ると「彼」が仕事を引き受けたという事実を述べていることになりますが、「不承不承」という言葉が付くことによって、彼が決して進んでその仕事を始めたというわけではないということがわかります。

②や③も同様に、やりたくない宿題や遊びをせざるをえないという気持ちが伝わってきます。「しょうがないなあ」と文句を垂れながら行動を始める人の姿が想像されます。

 

①では特に動機については言及されていませんが、②や③では、「母親に怒られたので」や「他にやるべきこともなかったので」などという理由が付いています。

「やりたくはないがやらなくてはいけない」という状況下にあることで、「不承不承ながらなにかをする」という行動が生まれるのです。

「不承不承」の類義語

不承不承には以下のような類義語があります。

  • しぶしぶ
  • いやいや
  • やむなく
  • 心ならずも

不承不承は消極的なニュアンスを含んだ言葉です。気が進まない様子を表す言葉は上記のようにたくさんあるため、似たようなシチュエーションで表現に事欠くことはないでしょう。

「不承不承」の英語訳

不承不承を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • reluctance
    (気が進まないこと)
  • unwillingly
    (いやいやながら)
  • grudgingly
    (しぶしぶ)

reluctance” は名詞として不承不承という意味を表し、ビジネスや経済の用語として使われることもあります。

“unwillingly”や”grudgingly”はどちらも副詞で、「不承不承〜する」という表現を使いたい場合はこちらの方が使いやすいでしょう。

 

“unwillingly”には”willingly”という対義語があり、「進んで物事をする」という意味になります。日本語であると1語では言い表せない概念になりますが、不承不承とは真逆の様子を表現したいときにはこの言葉を使うとよいでしょう。

反対に、英語から日本語に訳すときには、「他人のいいなりになる」という意味の「唯々諾々(いいだくだく)」という言葉が使われることもあります。これは不承不承の対義語としてはニュアンスが異なるため注意が必要です。

まとめ

以上、この記事では「不承不承」について解説しました。

読み方不承不承(ふしょうぶしょう)
意味嫌がりながら物事を行うこと
類義語しぶしぶ、いやいや、やむなくなど
英語訳reluctance(気が進まないこと)

誰しも乗り気になれない作業や仕事があり、不承不承なにかをした経験があるものです。不承不承という言葉に皆さんも親近感が湧くことでしょう。会話で使う場面はほとんどありませんが、覚えておいて損のない言葉です。