今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「多情多恨(たじょうたこん)」です。
言葉の意味・使い方・類義語・英語訳について分かりやすく解説します。
☆「多情多恨」をざっくり言うと……
読み方 | 多情多恨(たじょうたこん) |
---|---|
意味 | 感じやすい心を持っているために、「恨み」「悔い」「悲しみ」のような感情を持つことも多いこと |
類義語 | 多感多恨 |
英語訳 | sentimental(多感な、感情的な)など |
「多情多恨」の意味をスッキリ理解!
多情多恨(たじょうたこん):感じやすい心を持っているために、「恨み」「悔い」「悲しみ」のような感情を持つことも多いこと
「多情多恨」の意味を詳しく
「多情多恨」とは、「感じやすい心を持っているために、恨みや悔い、悲しみのような感情を持つことも多いこと」です。また、その様子を指すこともあります。
言い換えると、感受性が豊かであるがゆえに、正の感情だけでなく負の感情も抱きやすい様子を表しています。
また、「多情多恨」は、恋愛感情が豊かであることをいう場合もあります。
「多情」とは、物事に対して感情を感じやすいことです。「多恨」は、恨みや憎しみの感情を持つことが多いことを表しています。「多情多恨」は、語順を反対にして「多恨多情(たこんたじょう)」ともいいます。
「多情多恨」の使い方
多情多恨の使い方として、以下のような例文が挙げられます。
- 多情多恨な人とうまく人付き合いをするのはとても難しい。
- 私は、何か1つのこと落ち込むと、様々なことに対して多情多恨になりやすいところがある。
- 彼女は本来とても良い人なのだが、多情多恨な一面があるので周囲から敬遠されている。
「多情多恨」の類義語
多情多恨には以下のような類義語があります。
- 多感多恨(たかんたこん):感情に影響を受けやすいために、恨みや悲しみの感情になりやすいこと
「多感」は、多情と同様に、物事に対して感情を感じやすいことです。また、感受性が強いことも表しています。
「多情多恨」の英語訳
多情多恨を英語に訳すと、次のような表現になります。
- sentimental
(多感な、感情的な) - rancorous
(恨みのある) - full of tears and regrets
(涙と後悔で溢れる)
まとめ
以上、この記事では「多情多恨」について解説しました。
読み方 | 多情多恨(たじょうたこん) |
---|---|
意味 | 感じやすい心を持っているために、「恨み」「悔い」「悲しみ」のような感情を持つことも多いこと |
類義語 | 多感多恨 |
英語訳 | sentimental(多感な、感情的な)など |
マイナスの感情を表に出すことは褒められたことではありません。しかし、どうしても「恨み」「悔い」「悲しみ」のような感情が抑えきれなくなる時もあるでしょう。そのような時には、深呼吸をしたり、別のことを考えたりして冷静になることを意識してみましょう。
日頃から、自分を落ち着かせる方法を知っておくと良いですね。どんなに負の感情が湧いてもそれを自分の中で処理できる人は、とても強い人です。
また、「多情多恨」の意味をきちんと押さえ、正しく使いこなせるようにしましょう。