「品行」の意味とは?使い方から英語や類語まで例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「品行(ひんこう)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・英語訳について分かりやすく解説します。

☆「品行」をざっくり言うと……

読み方品行(ひんこう)
意味普段の行いや振る舞いのこと
類義語素行、行状、操行など
英語訳conduct({道徳の視点から見た}行為、品行)など

「品行」の意味をスッキリ理解!

品行(ひんこう):普段の行いや振る舞いのこと

「品行」の意味を詳しく


「品行」とは、「普段の行いや振る舞いのこと」です。

特に、道徳の面から見た行いのことを言います。

「品行方正(ひんこうほうせい)」

「品行」を用いた言葉に、「品行方正」という四字熟語があります。

品行方正とは、「考え方や行いがきちんとしている様子」のことです。「方正」とは、行動や心の持ち方の正しいことを表しています。

品行方正には、「規行矩歩(きこうくほ)」「方正之士(ほうせいのし)」などの類義語があります。

また、「品性下劣(ひんせいげれつ)」が品行方正の対義語にあたります。品性下劣は、「行動や振る舞いなどが下品なこと」「品性に欠けること」という意味の四字熟語です。

「品行」の使い方

品行の使い方として、以下のような例文が挙げられらます。

  1. 彼女の品行の良さはとても評判である。
  2. 正式な場では、いつも以上に品行を慎むよう心掛けている。
  3. 彼は、仲良くなればなるほど品行の悪さが露呈する。

❷の「品行を慎む」は、「振る舞いに過ちや軽はずみなことがないよう品行に気をつける」という意味です。

「品行」の類義語

品行には以下のような類義語があります。

  • 素行(そこう):普段の行いのこと
  • 行状(ぎょうじょう):日常における振る舞いや行いのこと
  • 操行(そうこう):道徳の面から見た普段の行い
  • 身持ち(みもち):日常の振る舞いや対処の仕方

「素行」は、日頃の行い全般のを指すことが一般的です。

また、「行状」と「操行」は、主に書き言葉として用いられます。

「品行」の英語訳

品行を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • conduct
    ({道徳の視点から見た}行為、品行)
  • behavior
    (振る舞い、態度、行動)
  • demeanor
    (振る舞い、態度、行状)

「品行の良い」という表現は “well‐behaved” と訳します。

一方、「品行の悪い人」は “person of loose morals” と表現します。

まとめ

以上、この記事では「品行」について解説しました。

読み方品行(ひんこう)
意味普段の行いや振る舞いのこと
類義語素行、行状、操行など
英語訳conduct({道徳の視点から見た}行為、品行)など

「品行」の良さは、初対面の相手に好印象を与えるものです。内面的な魅力は、相手と親密になってからでないとなかなか伝わりにくいものです。初対面の際、第一印象を向上させるために「品行」を意識してみましょう。

また、「品行」という言葉の意味をきちんと押さえ、正しく使いこなせるようにしましょう。

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香菜
「読者を不快にさせない記事」をモットーに執筆・編集しています。有名美容ライターの元でアシスタントを経験し、その後出版社に就職。現在は著名人への取材やエンタメ記事の執筆も行っています。