「ボキャブラリー」の意味とは?使い方から英語や類語まで例文付きで

言葉

今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「ボキャブラリー」です。

「ボキャブラリー」の意味・使い方・語源・類義語について分かりやすく解説します。

☆「ボキャブラリー」をざっくり言うと……

英語表記ボキャブラリー(vocabulary)
意味語彙
語源英語の “vocabulary”
類義語ネタ、ワード、フレーズなど

「ボキャブラリー」とは?

ボキャブラリー (vocabulary):語彙

「ボキャブラリー」の意味を詳しく

「ボキャブラリー」は「語彙」というのが主な意味のカタカナ語です。「語彙」と書いて「ごい」と読み、覚えている単語の数のことを指します。

また、個人が覚えている単語の数だけではなく、その言語にある単語全般を指す場合もあります。注意したいのが、ある単語1つのことを「ボキャブラリー」とは言わないことです。

「ボキャブラリー」の使い方

  1. 彼は豊富なボキャブラリーを使いこなし、女性を口説く。
  2. ボキャブラリーが乏しいため幼稚な表現になる。
  3. ボキャブラリーを鍛えていけば、英語が読めるようになる。

「ボキャブラリー」を使用するのは、ビジネスや学校の勉強など幅広い場面です。特に人が覚えている単語の数に関して言及する時に使用します。

覚えている単語の数が多ければ多いほど、知的でバラエティ豊かな表現をすることが可能です。 つまり、「ボキャブラリー」が多いほどプラスなのです。誰かの表現や言ったことについて、「ボキャブラリー」を使用して意見を述べることができます。

 

①の例文には「豊富なボキャブラリー」が出てきます。これは、「覚えている単語が多い」という意味です。その反対で、「乏しいボキャブラリー」といえば「覚えている単語の数が少ない」という意味です。

また、「乏しいボキャブラリー」は、「ボキャ貧」とも言い換えられることがあります。また、「ボキャブラリー」自体も「ボキャブラ」と略されることもあります。

「豊富なボキャブラリー」というのは、①の例文の場面では、「綺麗」「可愛い」だけではなく、「可憐」などといった単語を使うことです。使用頻度は高くありませんが、使いこなすことができたら格好いい単語を使用することです。

「ボキャブラリー」の語源

「ボキャブラリー」の語源は英語の vocabulary です。意味はカタカナ語と同じく「語彙」です。また、「特定の表現技法」という意味もあります。

さらに語源を辿ると、ラテン語のvocabulariumになります。これは「用語集」「辞書」という意味です。語彙は、単語の集合体ですから単語が多く載っている辞書がもとになっているのですね。

「ボキャブラリー」の類義語

「ボキャブラリー」には以下のような類義語があります。

  • ネタ:仕込み
  • ワード:単語
  • フレーズ:単語の集まり
「ネタ」「仕込み」という意味のカタカナ語です。もとの語源は「種」という単語です。これをひっくり返して「ネタ」と呼ぶようになりました。

この単語はお寿司に関する用語としてもともと使われていました。お寿司は、ご飯の上に具材が乗っています。マグロであったり、玉子であったりさまざまなものがあります。その具材のことを「ネタ」と呼んでいました。

「ネタ」をご飯に乗せるにはしっかりとした準備が必要です。そのことから「仕込み」という意味になりました。さらに「仕込み」という意味を、お笑いの漫才などでも使うようになりました。

実際には「ネタを仕込む」「豊富なネタがある」というように使います。「ボキャブラリー」が多ければ多いほど、さまざまな表現ができるように「ネタ」が多ければ多いほどさまざまな演出ができます。そのような面で「ネタ」と「ボキャブラリー」は似ていますね。

 

「ワード」「単語」という意味のカタカナ語です。この単語も「ボキャブラリー」と大きく関わりがあります。「ボキャブラリー」は、個人が覚えている単語の数ですよね。つまり、「ワード」をどれだけ知っているのかということが、「ボキャブラリー」になります。

また、「ワード」は単位を表す単語でもあります。単語の数を数えるときに使います。たとえば「140単語」と言いたいときには、「140ワード」のように書きます。「140ワーズ」と複数形で使用する場合もあります。

実際に使用する時は、「キーワードに線を引く」「NGワードを使わない」などと言います。「キーワード」は「重要単語」で、「NGワード」は「使ってはいけない単語」という意味です。

 

「フレーズ」は、「単語の集まり」という意味のカタカナ語です。語源は英語のphraseです。2つの単語以上で構成された句を指します。慣用句や決まり文句など一言で表せるものです。

たとえば、「根に持つ」「いらっしゃいませ」などです。「いらっしゃいませ」は、「いらっしゃい」が「いらっしゃる」の命令形で、「ませ」が丁寧の助動詞「ます」の命令形であるため2つの単語以上で構成された「フレーズ」に該当します。

実際には「フレーズを気に入る」「フレーズを挿入する」というように使います。もちろん「ボキャブラリー」が豊富なほど、さまざまな「フレーズ」を書くことが可能です。

ちなみに、「ボキャブラリー」を鍛える際には、「フレーズ」で単語を覚えると頭に残りやすいです。

まとめ

以上、この記事では「ボキャブラリー」について解説しました。

英語表記ボキャブラリー(vocabulary)
意味語彙
語源英語の “vocabulary”
類義語ネタ、ワード、フレーズなど

「ボキャブラリー」は受験生なら誰でも知っている単語です。特に英語を勉強するときに先生から「ボキャブラリーは大切だ」と教わります。豊富な表現を身につけるためにも、この単語は覚えておきたいです。

「ボキャブラリー」は知識や教養に直結しています。ぜひこの記事で、「ボキャブラリー」の意味や使い方を理解して実際の生活でも役に立てるようにしましょう。