「費用」を表す単語には、 “fee” と “cost” と “expense” などがありますよね。
この3つの単語の使い分けはできていますか。この記事では、 “fee” と “cost” と “expense” の違いについて解説します。
結論:違いは、お金がかかる対象
“fee” は、専門的なサービスにかかるお金で、 “cost” は、何かをするために必要なお金で、 “expense” は、 “cost” と同じ意味ですが、よりフォーマルな単語です。
“fee” をもっと詳しく
“fee” は、専門的なサービスに対してのお金で、たとえば弁護士や医者などのサービスに使い、 “fee” の意味は「料金、手数料、謝礼」です。
それだけではなく、学費など特定の機関にかかる費用にも “fee” を使い、入学金など何かのグループに入るという場合の費用には、 “admission fee” と表現します。
“fee” の使い方の例
(専門家への相談料を払わなければならない。)
(5月までに学費を払わなければならない。)
“cost” をもっと詳しく
“cost” は、何かをするのに必要なお金のことで、物の値段だけではなく、それにかかった人件費や材料費などのお金も含まれます。生活費や家賃に対しても “cost” を使います。
“cost” の使い方の例
(家賃は月に1500ドルなので、友達と部屋をシェアしている。)
→何かをするのに必要なお金のことなので、家賃についていうときにも “cost” は使えます。
(1つのレッスンにつき15ドルかかる。)
→サービスに対しても “cost” は使えます。
“expense” をもっと詳しく
“expense” は “cost” と同じような意味で使いますが、よりフォーマルな単語で、ビジネスの場面で使うことが多く、意味は「費用、(ある費用の)経費」です。
“expense” の使い方の例
(会社が出張の費用を負担しています。)
→ “bear” (負担する)がフォーマルな単語になるので、 “expense” を使っています。
(彼は訴訟費用のために5000ドルを使った。)
→ある用途の費用にも “expense” を使います。
まとめ
以上、この記事では、 “fee” と “cost” と “expense” の違いについて解説しました。
- “fee” :専門的なサービスにかかるお金
- “cost” :何かをするために必要なお金
- “expense” : “cost” と同じ意味ですが、よりフォーマル
これら3つの単語にも違いがあることが分かりましたね。ぜひ意識して使ってみてください。