英語の “cute” と “pretty” と “beautiful” の違いとは?

違いのギモン

相手を褒めたいときや、綺麗なものについての感想を言いたいときに、何と言えば良いか迷いますよね。

そのつもりはなくても、単語を間違えてしまうと、相手に誤解されて怒らせてしまうかもしれません。この記事では、 “cute” と “pretty” と “beautiful” の違いについて解説します。

結論:違いは、形容する対象

“cute” と “pretty” と “beautiful” の違いは、形容する対象です。

“cute” は、子供や動物などに対して使いますが、 “pretty” は、景色や女性の外見を褒めるときに使い、 “beautiful” は、 “pretty” よりも感動の度合いが強く、外見と内面の両方を褒めるときに使います。

“cute” をもっと詳しく


“cute” は、子供や動物などの小さいものに対して使い、 “cute” は日本語でいうところの「かわいい」にあてはまる単語です。

“cute” は、幼くてかわいいというニュアンスがあるため、大人の女性に対して使ってしまうと、バカにされているという印象を持たれてしまう可能性があります。ちなみに、 “cute” よりももっと可愛い感じを表現したい場合には “adorable” と言います。

“cute” の使い方の例

“cute” が持つニュアンスが分かったところで、次に例文を見ていきます。

・Puppies are so cute, but I’m actually a cat person.

(子犬はかわいいと思うけど、実は猫派だよ。)

→子犬が主語になっているので、かわいいと言うときには “cute” を使います。

・I found a cute necklace at a small store nearby.

(近くの小さいお店でかわいいネックレスを見つけたの。)

→小さいものをかわいいと言うときには、 “cute” を使います。

“pretty” をもっと詳しく

“pretty” は、景色や女性の外見を褒めるときに使い、「綺麗な、かわいい」という意味がありますが、 “cute” とは違い、どちらかというと “beautiful” と同じような意味で使われるので、子供や動物などには、使いません。

“pretty” は、 “beautiful” よりも気軽な褒め言葉として使うことができ、主に外見を褒めるニュアンスになるので、大人の女性を褒めるときは “pretty” を使うと間違いないです。

“pretty” の使い方の例

“pretty” が持つニュアンスが分かったところで、次に例文を見ていきます。

・You look pretty.

(綺麗だよ。)

→よくある褒め言葉で、対象は大人の女性なので、 “pretty” を使います。

・Night view from Griffith observatory is pretty.

(グリフィス展望台からの夜景は、綺麗だ。)

→景色のことを「綺麗だ」と説明しているので、 “pretty” を使います。余談ですが、英語では「夜景」という単語はないのですが、あえていうなら “night view” となります。

“beautiful” をもっと詳しく


“beautiful” は、 “pretty” よりも感動している度合いが大きく、外見だけでなく内面も褒めることができ、本当に褒めたい場合には、 “beautiful” を使います。

“beautiful” の使い方の例

“beautiful” が持つニュアンスが分かったところで、次に例文を見ていきます。

・Wow! You’re so beautiful!

(わあ、すごく綺麗だよ!)

→ “beautiful” を使うと、内面も外見も両方褒めているニュアンスになります。

・Countryside in Japan is beautiful.

(日本の田舎って綺麗だよね。)

→ “beautiful” も “pretty” と同じように景色にも使うことができます。

まとめ

以上、この記事では、 “cute” と “pretty” と “beautiful” の違いについて解説しました。

以下に簡単にまとめを作ってみました。

  • “cute” :子供や動物などの小さなものに使う
  • “pretty” :景色や女性の外見を褒めるときに使う
  • “beautiful” :景色や女性に対して使い “pretty” よりも感動が強い

「かわいい」や「綺麗」を表す言葉でもそれぞれ持っているニュアンスが違うので、参考にしてみてください。