今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「グローバル」です。
「グローバル」の意味・使い方・語源・類義語について分かりやすく解説します。
☆「グローバル」をざっくり言うと……
英語表記 | グローバル(global) |
---|---|
意味 | 世界的規模 |
語源 | 英語の “global” |
類義語 | インターナショナル、ワールドワイドなど |
「グローバル」とは?
「グローバル」の意味を詳しく
「グローバル 」は「世界的規模」というのが主な意味のカタカナ語です。「世界的な」という意味もあります。「世界的規模になる」ということを「グローバル化」とも言います。
カタカナ語ではありませんが、「国際化」という単語と同じ意味で使用されます。しかしながら、似ているようで似ていないので注意が必要です。
「国際化」は、国境というものがあり、違う国の人がそれぞれの国から来て入り乱れている様子です。それに対して「グローバル化」は、「国境がなくなり世界のどこも同じような状態になる」という意味です。
明確な定義を聞かれることはありませんが、国際問題などを考えるときに覚えておいたほうがよいでしょう。
「グローバル」の使い方
- 「GAFA」はグローバル企業の大手である。
- グローバルに対応できる人材を育てる。
- グローバル化は必然の流れだ。
「グローバル」を使用するのは、主にビジネスについて言及する時です。現在では、国内だけに商品を売っている場合でも世界の影響を受けています。そのため、「世界規模」という意味である「グローバル」を使用することが多いのです。
世界中で展開している企業のことを「グローバルカンパニー」と言います。また、地球温暖化など世界中の共通の問題になっているものを「グローバルイッシュー」と言います。「グローバル」の後に別のカタカナ語をつけて「世界中で行われている〜」と言う意味を表すことが一般的です。
例文に出てくる「GAFA」とは、世界規模でビジネスを行っているグーグル、アマゾン、フェイスブック、アップルを指しています。
「グローバル」の語源
「グローバル」の語源は英語の global です。カタカナ語と同じように「地球全体の」「世界規模」という意味があります。カタカナ語に無い意味としては「球体の」「球状の」という意味があります。
また、英語にはglobeという単語があります。これは「地球」という意味です。それに形容詞を表すalがくっついて、「地球全体の」という意味のglobalという単語ができました。
注意したいのはgloveと書き間違えないことです。これは「野球のグラブ」という意味です。野球ボールをキャッチするときに使う用具です。「グローブ」という言い方がカタカナ語では一般的です。
「グローバル」の類義語
「グローバル」には以下のような類義語があります。
- インターナショナル:国際
- ワールドワイド:世界中
「インターナショナル」はとても多くの場所で使用する単語です。たとえば、「インターナショナルカンファレンス」「インターナショナルスクール」などです。「インターナショナルカンファレンス」とは「国際会議」のことです。様々な国から出席者が参加します。
「インターナショナルスクール」とは、「国際化を目標にした学校」です。多くの場合英語が必修です。そのため、英語を話せる人材を輩出します。
「ワールドワイド」は「世界中」という意味のカタカナ語です。語源は英語のworldwideです。「世界中に及んでいる様子」を主に表します。「ワールドワイド」がよく使われるのは、「ワールドワイドウェブ」と言う単語です。「ワールドワイドウェブ」とは、「世界中に広がる情報網」を意味します。
インターネットでよく見かける WWW も実は「ワールドワイドウェブ」の略称なのです。
まとめ
以上、この記事では「グローバル」について解説しました。
英語表記 | グローバル(global) |
---|---|
意味 | 世界的規模 |
語源 | 英語の “global” |
類義語 | インターナショナル、ワールドワイドなど |
「グローバル」はニュースでよく聞く単語です。この単語を知っているかどうかで、ニュースに対する理解度が変わってきます。現代を生きる人ならば知っておくべき単語です。
ぜひこの記事で「グローバル」の意味や使い方を理解して、実際の生活でも役に立てるようにしましょう。