「人海戦術」の意味とは?使い方から英語や対義語や類語まで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「人海戦術(じんかいせんじゅつ)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

☆「人海戦術」をざっくり言うと……

読み方人海戦術(じんかいせんじゅつ)
意味大人数を動員して、物事を対処すること
類義語人海作戦、物量作戦
対義語少数精鋭
英語訳human wave tactics(人海戦術)

「人海戦術」の意味をスッキリ理解!

人海戦術(じんかいせんじゅつ):大人数を動員して、物事に対処すること

「人海戦術」の意味を詳しく

「人海戦術」の「人海」とは、人数が多いことを海に喩(たと)えた熟語です。「戦術」とは、戦闘を行う際の方策のことを表します。

そのため、「人海戦術」は、大人数の力を利用して敵軍を倒す戦法のことを意味していました。

しかし、次第に戦闘等の機会が減るにつれて、戦術としての意味は薄れていきました。現在では、「大人数の力を利用して物事に取り組むこと」という意味で「人海戦術」を用いることが多いです。

また、機械や機器を用いずに、多数の人手によって物事に取り組むことを指して「人海戦術」が用いられる場合もあります。

「人海戦術」の使い方

  1. 人海戦術で、一件一件訪問営業を行う点が弊社の強みだ。
  2. 人海戦術で地道に声をかけたが、ほとんど人は集まらなかった。
  3. 除雪車も通れない細い道なので、人海戦術で除雪をするほかない。
  4. 機械を使わず、人海戦術で折った千羽鶴だからこそ、温かみがあると喜ばれた。
  5. 高価な機械は買えないが、優れた技術を持つ職人達の、人海戦術があれば対抗できる。

「人海戦術」は、次の 2つの文脈で用いられます。1つ目は、「本来は機械等で行う方が効率的な状況において、仕方なく人手に頼るしかない」というネガティブな意味合いです。2つ目は、「数多くの生身の人が関わることで、熱意や温かみが伝わる」というポジティブな意味合いです。

「人海戦術」の類義語

人海戦術には以下のような類義語があります。

  • 人海作戦(じんかいさくせん):大人数で物事に対処すること
  • 物量作戦(ぶつりょうさくせん):物資の豊かさにより相手を圧倒すること

「人海戦術」の対義語

人海戦術には以下のような対義語があります。

  • 少数精鋭(しょうすうせいえい):人数は少ないが、選りすぐられた者のみを集めること

「人海戦術」の英語訳

人海戦術を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • human wave tactics
    (人海戦術)
  • large scale mobilization of labor
    (大規模な労働力の動員)
  • human wave approach
    (人海戦術)

まとめ

以上、この記事では「人海戦術」について解説しました。

読み方人海戦術(じんかいせんじゅつ)
意味大人数を動員して、物事を対処すること
類義語人海作戦、物量作戦
対義語少数精鋭
英語訳human wave tactics(人海戦術)

近年、IT技術の目覚ましい発展により、さまざまな分野で機械化が進んでいます。それに伴って、人員の削減や作業の効率化が行われています。

しかし、自らの手を動かして行動し、他人と力を合わせることで、初めて生まれるものもあります。

全てを機械に任せてしまうのではなく、人間の知恵や力、輪も大切にしていきましょう。