英語には、日本人がよく使い方を間違える表現がありますよね。
“come” と “go” もその1つで、紛らわしい使い方をするときがあります。この記事では、 “come” と “go” の違いについて解説します。
結論:違いは、近づくか離れるか
“come” は、対象となるものに近づいていきますが、 “go” は、対象となるものから離れていきます。
“come” をもっと詳しく
“come” は、対象となるものに近づいていくイメージで、対象は、自分の場合もあれば、そのほかの場合もあります。
会話の中では、相手がいるところに行くことが “come” です。たとえば、友達に呼ばれてそこに行くときには、日本語では、「今行く。」と言いますが、英語では友達の方に近づいて行くことになるので、 I’m coming. と言います。
これは、日本人が間違える頻度が高いのですが、覚えてしまえば、簡単に使いこなすことができるので、練習をたくさんしましょう。
“come” の使い方の例
“come” のイメージが分かったところで、次は例文と解説を見てみましょう。
(私の夢は実現する。)
→夢が叶うという良い状態に向かっていくイメージなので、 “come” を使い、 “come” はポジティブな意味のときに使います。
(一緒に行ってもいいですか。)
→話し手と一緒にどこかへ向かうときにも “come” を使うほうが自然です。
(いつ日本に帰ってきますか。)
→尋ねている人は日本にいて、相手が日本に向かってくることになるので、 “come” を使います。
“go” をもっと詳しく
“go” は、対象から離れていくイメージで、会話の中では相手のいないところへ行くことになります。
たとえば、友達と一緒にいましたが予定があって、もう行かなくてはいけない場合は、友達から離れることになるので、 I’m going now. と言います。
“go” の使い方の例
“go” のイメージが分かったところで、次は例文と解説を見てみましょう。
(肉は鮮度が落ちやすい。)
→ “go” はネガティブなイメージで使われることが多く、この場合は新鮮な状態から離れて行くイメージです。
(たいてい週末は散歩をしているよ。)
→ “go” は「歩く」や「走る」といった動作とも一緒に使われます。
(今週、ロサンゼルスに帰るよ。)
→話している人が、自分が今いる場所から離れてロサンゼルスに行くことなので、 “go” を使います。ちなみに明日や今週などの直近の予定には、現在進行形を使って文を作ります。
まとめ
以上、この記事では、 “come” と “go” の違いについて解説しました。
簡単にまとめてみましょう。
- “come” :相手との距離が近づく
- “go” :相手との距離が離れる
一旦覚えてしまえば、それほど難しくないので、参考にしながら勉強してみてください。