ことわざ「嘘つきは泥棒の始まり」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、ことわざの「嘘(うそ)つきは泥棒(どろぼう)の始まり」です。

言葉の意味、使い方、類義語、対義語、英語訳についてわかりやすく解説します。

☆「嘘つきは泥棒の始まり」をざっくり言うと……

読み方嘘(うそ)つきは泥棒(どろぼう)の始まり
意味嘘を平気でつくようになると、盗みも平気でするようになるという意味
類義語嘘は盗人の始まり、嘘と盗みは互いに隣同士など
対義語噓も方便、嘘つきは世渡り上手、嘘も重宝など
英語訳He that will lie will steal.(嘘をつく人はいずれ盗人になる。)

「嘘つきは泥棒の始まり」の意味をスッキリ理解!

嘘(うそ)つきは泥棒(どろぼう)の始まり:嘘を平気でつくようになると、盗みも平気でするようになるということ

「嘘つきは泥棒の始まり」の意味を詳しく

「嘘つきは泥棒の始まり」は、嘘を平気でつくようになると、盗みも平気でするようになるという意味のことわざです。

また、繰り返し嘘をつくと、盗みも平気でするようになるから、嘘をついてはいけないという戒めの意味もあります。

 

嘘をつくと、通常は恥ずかしさや罪悪感を感じます。しかし、繰り返し嘘をつき、平然と嘘をつけるようになると、このような感情が薄れていきます。結果として、盗みさえも平気でやってしまうようになっていきます。

このことを表しているのが、「嘘つきは泥棒の始まり」です。

「嘘吐きは泥棒の始まり」と書く場合もあります。

「嘘つきは泥棒の始まり」の使い方

  1. 嘘つきは泥棒の始まりというのだから、たとえ小さい嘘でも言ってはいけない。
  2. 嘘つきは泥棒の始まりということわざの通り、あんまり嘘をついているとその人のことは信用できなくなる。

「嘘つきは泥棒の始まり」の類義語

「嘘つきは泥棒の始まり」には以下のような類義語があります。

  • 嘘は盗人の始まり:嘘をつける人は、やがて盗人になるという意味
  • 嘘と盗みは互いに隣同士:良心がなくなって、嘘をついてしまう人は盗みにも良心が働かないという意味

「嘘つきは泥棒の始まり」の対義語

「嘘つきは泥棒の始まり」には以下のような対義語があります。

  • 噓も方便(ほうべん):嘘をつくことは悪いことであるが、時と場合によっては嘘が必要なこともあるということ
  • 嘘つき世渡り上手:嘘つきは世渡りが上手な者に多いという意味
  • 嘘も重宝:嘘をつくことも時に重要であるということ
  • 嘘をつかねば仏になれぬ:仏様でも悩んでいる人を救う為には方便として嘘をつくということ

「嘘つきは泥棒の始まり」の英語訳

「嘘つきは泥棒の始まり」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • He that will lie will steal.
    (嘘をつく人はいずれ盗人になる。)
  • Show me a liar and I’ll show you a thief.
    (ある人の嘘つき癖を指摘してみなさい、そうすれば私はその人の盗癖を指摘できる。)

まとめ

以上、この記事では「嘘つきは泥棒の始まり」について解説しました。

読み方嘘(うそ)つきは泥棒(どろぼう)の始まり
意味嘘を平気でつくようになると、盗みも平気でするようになるという意味
類義語嘘は盗人の始まり、嘘と盗みは互いに隣同士など
対義語噓も方便、嘘つきは世渡り上手、嘘も重宝など
英語訳He that will lie will steal.(嘘をつく人はいずれ盗人になる。)

嘘をついて得をすることはほとんどないでしょう。良心は大切にしたいですね。