英語は、同じような意味でも違う言い回しがたくさんありますよね。
“however” と “but” と “although” もその1つで、どれも前の文章と反対のことを言うときに使いますが、違いは何だと思いますか。この記事では、 “however” と “but” と “although” の違いについて解説します。
結論:違いは単語の位置
“however” は、文頭、文中、文末に置けますが、 “but” は文中でのみ使い、 “although” は文頭と文中で使えます。
“however” をもっと詳しく
“however” は、文頭、文中、文末で使えます。文と文を繋げるという意味合いは薄く、 “however” の後にくる文は前の文と反対のことになります。
“however” は、堅い言い方なので、主にかしこまった場面や、丁寧な言葉遣いが必要な場面で使い、主にビジネス文書や論文を書くときや、目上の人との会話のときには、 “however” を使います。家族や友達との会話の場面では使わないことが多いです。
“however” の使い方の例
ここまで、意味や使い方を解説しましたが、それだけでは、分かりにくいので、 “however” を使った例文を見てみましょう。
・I’m busy right now; however, I can talk to you for just a few minutes.
・I’m busy right now. I can talk to you for just a few minutes, however.
(今は忙しいですが、少しだけならあなたと話せますよ。)
→ “however” を文中に使うときには、「;」(セミコロン)で区切ってから使い、文末に入れるときは、「,」(カンマ)で区切ってから、 “however” を入れます。
“but” をもっと詳しく
“but” は、文中でのみ使用し、2つの文章を繋げる働きをします。
“however” よりカジュアルで、会話では日本語でいうと、「でもさー」とか「だって」と同じような響きになるので、3つの中では日常生活の使用頻度が一番高いです。
インターネットでのニュースでは、butが文頭にくることがありますが、本来は文中で使うのが正しいので、文章を書くときには気を付けましょう。
“but” の使い方の例
例文で確認して、理解を深めてみましょう。
(彼のことは好きだけど、彼が私のことを好きかどうかは分からないよ。)
・I’m interested in airplane, but I’m not good at Math.
(飛行機に興味があるけど、数学は得意じゃないんだ。)
→ “but” を入れるときには、いったん「,」で区切ってから文を続けます。
“although” をもっと詳しく
“although” 文頭と文中に使用できますが、これは、 “although” は後ろの文と結びつくためです。
「~にもかかわらず」という感じに、対照的な状況を表したいときに使います。
“although” 使い方の例
・I have to go to work, although it snows today.
(今日は雪にも関わらず、仕事に行かなければならない。)
→ “although” を文中に入れるときには、「,」で区切ってから文を続けます。
補足: “though”
“although” と似た言葉として “though” がありますが、これは文頭、文中、文末で使用でき、 “although” よりカジュアルです。会話では、文末に置く方が一番自然で、「~だけどね」という意味で使われます。
(スケート好きだよ。そんなに得意じゃないけどね。)
まとめ
以上、この記事では、 “however” “but” “although” の違いについて解説しました。
- “however” :文頭、文中、文末に使用可能
- “but” :文中のみに使用可能
- “although” :文頭と文中に使用可能
違いを知ることで、より自然な英語が身につくので、ぜひ参考にしてみてください。