今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「アカペラ」です。
「アカペラ」の意味や使い方、語源、例についてわかりやすく解説します。
☆「アカペラ」をざっくり言うと……
英語表記 | アカペラ(a cappella) |
---|---|
意味 | 伴奏無しで演奏する音楽のこと |
語源 | イタリア語で教会を意味する”cappella”より |
例 | ゴスペラーズ、Pentatonix |
「アカペラ」とは
「アカペラ」の意味を詳しく
「アカペラ」とは、元々は教会で流れる、簡略化された音楽のことです。そこから、楽器などの伴奏無しで、人の声のみで奏でられる合唱、重唱を指すようになりました。
また、現代では少人数グループによる無伴奏合唱のことを主に指しています。6人組で行われることが多く、メインボーカル、コーラス3人、ベース、ボイスパーカッションのパートに分かれています。コーラスはそれぞれ違うメロディを歌います。
ベースやボイスパーカッションは、低い音を出す必要があるため、多くの場合は男性が担当します。
音域などの理由から男女混合のグループが一般的ですが、女性のみ・男性のみで結成されたアカペラのグループも数多く存在します。
元々は教会音楽でしたが、現在はロックやポップス、ジャズなど様々なジャンルの音楽でアカペラの演奏が行われています。
「アカペラ」の使い方
「アカペラ」は、文中では以下のように使われます。
- 大学ではアカペラのサークルに入っている。
- アカペラでの演奏には、独特な迫力がある。
- あのミュージシャンは、アカペラの演奏をすることで有名だ。
「アカペラ」の語源
「アカペラ」は、イタリア語の”a cappella”から来ています。”cappella”とは「教会」を指す言葉で、元々のアカペラが教会音楽の一種だったことから由来しています。
よって「アカペラ」はひとつの単語ではなく、正しくは「ア・カペラ」と表記します。
しかしカタカナで表す場合には、「アカペラ」としてしまっても問題はありません。
「アカペラ」の例
「アカペラ」と聞いて、あまり身近なものではないように感じる方も多いと思います。しかし、「アカペラ」を演奏しているアーティストは多くいます。ここでは、その一部をご紹介します。
ゴスペラーズ
日本で最も有名なのは「ゴスペラーズ」ではないでしょうか。彼らは日本で活躍する男性五人組のミュージシャンで、それぞれの声のハーモニーが美しいことで有名です。「永久に」など、多くのヒット曲を生んでいるため、ご存知の方も多いと思います。
メンバー全員非常に歌が上手いので、メインボーカルを曲によって交代することもあります。
楽曲によっては楽器も多く使用されていますが、あくまでもメインはメンバー全員の声による演奏なので、「アカペラ」と呼ぶことができます。
Pentatonix
「Pentatonix」は、アメリカで結成された5人組のアカペラグループです。一切楽器を使わず、声だけでの演奏を行います。
「Pentatonix」の曲はほぼ英語ですが、日本のアーティストであるPerfumeのカバーもしていることで、日本でもかなりの知名度を持っています。日本でも、一時期スマホゲームのCMに起用されていました。
動画サイト等に公式の動画がアップロードされているので、是非調べてみてください。
まとめ
以上、この記事では「アカペラ」について解説しました。
英語表記 | アカペラ(a cappella) |
---|---|
意味 | 伴奏無しで演奏する音楽のこと |
語源 | イタリア語で教会を意味する”cappella”より |
例 | ゴスペラーズ、Pentatonix |
アカペラによる音楽は、日本ではまだメジャーではありません。しかし、ここで紹介した以外にも素敵なアーティストが数多くいます。ぜひ調べて、聞いてみてください。