今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「インターフェイス」です。
「インターフェイス」の意味や使い方、語源、例についてわかりやすく解説します。
☆「インターフェイス」をざっくり言うと……
英語表記 | インターフェイス(interface) |
---|---|
意味 | 機械と機械、プログラムとプログラム、機械と人をつなぐ規格のこと |
語源 | 英語の”inter”と”face”より |
種類 | ハードウェアインターフェイス、ソフトウェアインターフェイス、ユーザーインターフェイス |
「インターフェイス」の意味
「インターフェイス」の詳しい意味
インターフェイスとは、異なる機械同士、または機械と人を仲介する規格という意味のIT用語です。
コンピュータなどの機器は多くあるため、接続する部分の規格を一定にする必要があります。例えば、このパソコンにはUSBが差せるのに、こっちのパソコンには差せない、となったら困ってしまいますよね。
そういった問題を防ぐために、「インターフェイス」が定められています。
「インターフェイス」は、大まかに「ハードウェアインターフェイス」「ソフトウェアインターフェイス」「ユーザーインターフェイス」の三つに分けられます。
- ハードウェアインターフェイス:機械と機械をつなぐ規格
- ソフトウェアインターフェイス:プログラムとプログラムをつなぐ規格
- ユーザーインターフェイス:機械と人をつなぐ規格
何と何をつないでいるかで、名前が異なります。
「インターフェイス」の使い方
「インターフェイス」は文中では以下のように使われます。
- 新しいタイプのユーザーインターフェイスは、とてもわかりやすい。
- ハードウェアインターフェイスが異なるため、この機器は接続できない。
「インターフェイス」の語源
英語で接点、境界線、橋渡しなどの意味を持つ”interface”という単語が元になっています。
IT用語として使うときも大まかな意味は同じですが、機械同士または人と機械の橋渡しに対してのみ使います。人と人をつなぐ場合には使わないので、注意してください。
「インターフェイス」の例
先ほど挙げた、「インターフェイス」の細かい種類を説明していきます。
ハードウェアインターフェイス
機械と機械を接続して通信する際の、規格を定めたものです。
具体的には、USBやHDMI規格が挙げられます。接続先の一方が、無線LANなどのコンピュータネットワークの場合、「ネットワークインターフェイス」と呼ぶこともあります。
ソフトウェアインターフェイス
プログラム間で、データなどをやり取りする際の手順を定めたものです。
異なるソフトウェア間で共通して利用できるファイルの形式を指すこともあります。
ユーザーインターフェイス
コンピュータの利用者が、コンピュータに情報を入力するための方法を定めたものです。
キーボードを用い、文字でコンピュータに指示を出す方法をCUI(キャラクターユーザーインターフェイス)と言います。コンピュータの技術者が、業務の中で用いるのはこの方法です。
また、マウスやタッチでの操作で、画面上の位置を指すことでコンピュータに指示を出す方法をGUI(グラフィカルユーザーインターフェイス)と呼びます。一般的な利用者が主に用いるのはこちらです。
CUIは非常に複雑なため、かつてのコンピュータは普通の人が扱えるものではありませんでした。そこでApple社のマッキントッシュというコンピュータは、GUIを導入し誰でも簡単にコンピュータを扱えるようにしたことで有名です。
まとめ
以上、この記事では「インターフェイス」について解説しました。
英語表記 | インターフェイス(interface) |
---|---|
意味 | 機械と機械、プログラムとプログラム、機械と人をつなぐ規格のこと |
語源 | 英語の”inter”と”face”より |
種類 | ハードウェアインターフェイス、ソフトウェアインターフェイス、ユーザーインターフェイス |
IT用語は、コンピュータ関連の知識がないと理解が難しいと思います。しかし、会社やビジネスの場などでもよく使われる言葉なので、しっかり覚えて活用していきましょう。