今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「ブリーフィング」です。
「ブリーフィング」の意味や使い方、語源、類義語、対義語についてわかりやすく解説します。
☆「ブリーフィング」をざっくり言うと……
英語表記 | ブリーフィング(briefing) |
---|---|
意味 | 簡単な報告や状況説明 |
語源 | 「要約」「概要」の意味を持つ英語“briefing”から |
類義語 | 事前レクチャー、状況報告、概要報告、背景説明 |
「ブリーフィング」の対義語 | 「事後報告」の意味の「デブリーフィング」 |
このページの目次
「ブリーフィング」とは?
「ブリーフィング」の意味を詳しく
「ブリーフィング」とは、簡単な報告や状況説明のことです。
ビジネス用語としてもよく使われる「ブリーフィング」とは、簡単な打ち合わせや状況報告のことを指します。
様々な場面で使われており、スポーツチームなどで使われることが多いです。試合前の軽い作戦会議や、試合後の確認などを「ブリーフィング」ということがあります。
マスコミなどの報道機関に対して、当事者が行う簡潔な状況説明を指すこともあります。記者会見よりも小規模なものです。
また、軍事用語や航空用語として使われてきたという歴史もあります。もともと軍事用語として使われていた言葉が、パイロットなどの間で航空用語として使われるようになり、ビジネスなどの一般的な場面にも広がったと言われています。
航空用語としての「ブリーフィング」は、飛行前に行う打ち合わせのことで、「飛行計画」「緊急時の手順」などを確認する作業のことです。
ダイビングでも、これと非常に近い意味で使われます。水中に入る前の安全確認です。
重要なポイントは「簡単な」報告や「短い」打ち合わせ、説明という手軽で手短なものであるという点です。
その点で「ミーティング」との区別ができます。「ミーティング」は「ブリーフィング」よりも長くて本格的な会議を指すことが多いです。
「ブリーフィング」の使い方
- クライアントからのブリーフィングを受けた。
- 毎週定例になっているブリーフィングが中止になってしまった。
- 発表後のブリーフィングで詳細が明らかになった。
- 運用前の最後のブリーフィングが行われ、最終確認をした。
「ブリーフィング」の語源
「ブリーフィング」の語源は英語の “briefing” です。
カタカナ語と同じ「簡単な説明、状況報告」という意味があります。
そもそも「ブリーフ(brief)」は、英語で「短い、簡潔な」「要約、概要」という意味を持ちます。
この “brief” という英語にも語源があり、もともとは「短い」という意味のラテン語「Brevis」と「説明」という意味のラテン語「Breve」が合わさった言葉です。
そのため、“brief”に “ing” をつけて名詞形にした“briefing” が「要約」や「概要」の意味になったのです。
「ブリーフィング」の類義語
「ブリーフィング」には以下のような類義語があります。
- 事前レクチャー
- 状況報告
- 概要報告
- 背景説明
「ブリーフィング」の対義語
「ブリーフィング」の対義語に「デブリーフィング」というカタカナ語があります。
「デブリーフィング」とは、何かが終わった後に行われる簡単な説明や状況報告です。「ブリーフィング」が事前に行う説明を指すことが多かったので、反対に事後報告という意味になっています。
「デブリーフィング」ももとは軍事用語で、任務を終えた兵士が上官に報告する際に使われていました。
まとめ
以上、この記事では「ブリーフィング」について解説しました。
英語表記 | ブリーフィング(briefing) |
---|---|
意味 | 簡単な報告や状況説明 |
語源 | 「要約」「概要」の意味を持つ英語“briefing”から |
類義語 | 事前レクチャー、状況報告、概要報告、背景説明 |
「ブリーフィング」の対義語 | 「事後報告」の意味の「デブリーフィング」 |
スポーツやビジネスの場面で聞いたことのある人も多い言葉だったと思います。
多様な場面で使われるカタカナ語であることがわかりました。
この機会に使いこなせるようになりましょう。