「千万無量」の意味とは?読み方は?使い方から類義語や英語まで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「千万無量(せんまんむりょう)」です。

言葉の使い方・使い方・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

☆「千万無量」をざっくり言うと……

読み方千万無量(せんまんむりょう)
意味数えることもできないほどに、数や量が多いこと
類義語無量無辺、万万千千、恒河沙数、不遑枚挙、林林総総など
英語訳innumerable(数えきれない),uncountable(数えきれない),unfathomable(底知れない),myriad(無数の)

「千万無量」の意味をスッキリ理解!

千万無量(せんまんむりょう):数えることもできないほどに、数や量が多いことやその様子

「千万無量」の意味を詳しく

千万無量とは、数えることができないほど、物の数や量が大きいことを指す四字熟語です。「せんばんむりょう」と読むこともあります。

千万無量は、「千万」と「無量」という2つの単語で成り立っています。「千万」は、非常に数の多い様子を意味します。また、「無量」は、「計り知れないほどに量が多いこと」という意味です。つまり、非常に数が多いということを意味する2語で成り立っている四字熟語だということがわかります。

「千万無量」は、空の星や砂漠の砂など、数え切れないものに対して使われます。また、感謝の気持ちなど、「数字では表せないけれど、大きい」という感情を表す際にも用いられます。

「千万無量」の使い方

    1. キャンプできれいな夜空を見た。空に浮かぶ星の数は、まさに千万無量だった。
    2. 私の彼への感謝は、まさに千万無量の思いである。

どちらの文でも、千万無量は、「言い表せないほど多い」という意味で用いられています。

このように千万無量という言葉は、ただ「数が多い」という意味だけでなく、「言い表せないほど多い」という意味で用いることができる単語であるということがわかります。

「千万無量」の類義語

千万無量には以下のような類義語があります。

      • 無量無辺(むりょうむへん):はかりしれないこと。
      • 万万千千(ばんばんせんせん):この上なく数が多いこと。
      • 恒河沙数(ごうがしゃすう):非常に数が多く、数えることができないこと
      • 不遑枚挙(ふこうまいきょ):極めて数が多いため、数えることができないこと
      • 林林総総(りんりんそうそう):極めて数が多いこと

「千万無量」の英語訳

千万無量を英語に訳すと、次のような表現になります。

      • innumerable
        (数えきれない)
      • uncountable
        (数えきれない)
      • unfathomable
        (底知れない)
      • myriad
        (無数の)

“innumerable” “uncountable” “unfathomable” の3つの単語では、全て「否定の語頭」がついています。「否定の語頭」とは、 単語の最初につくことで「〜でない」という意味に変える言葉です。 “un-” や “in-” が該当します。

本来、 “innumerable” は3つの単語に分解されます。

“innumerable” は、否定の語頭の “in” 、「数える」という意味の “numerical” 、そして「〜できる」という可能の意味の “able” という単語で成り立っています。この3単語が組み合わさることで、「数えることができない」という意味になります。

 

また、 “uncountable” や、 “unfathomable” も同じように分解することができます。

“uncountable” は、否定の語頭 “un” 、「数える」という意味の “count” 、そして可能の “able” に分解されます。ここから “uncountable” は「数えることができない」という意味になります。

“unfathomable” の場合、否定の語頭 “un” 、水の深さを測るという意味の “fathom” 、そして可能の “able” に分解することができます。ここから、「水の深さを測ることができない」という意味が転じて、「底知れない」と訳されます。

まとめ

以上、この記事では「千万無量」について解説しました。

読み方千万無量(せんまんむりょう)
意味数えることもできないほどに、数や量が多いこと
類義語無量無辺、万万千千、恒河沙数、不遑枚挙、林林総総など
英語訳innumerable(数えきれない),uncountable(数えきれない),unfathomable(底知れない),myriad(無数の)

数えきれないほどの心配や考え事をしてしまうこともありますよね。しかし、それはまさに千万無量です。どこまでもわからない、答えの出ないものです。

どこかで、考えに区切りをつけて、一歩を踏み出すこともまたとても大事なことなのです。