今回ご紹介する言葉は、ことわざの「物は試し」です。
言葉の意味・例文・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。
☆「物は試し」をざっくり言うと……
意味 | 何事も実際にやってみなければ成否はわからないのだから、とにかく試みてみるのが良いということ |
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類義語 | 手を下す、旗を揚げるなど |
英語訳 | Let’s just give it a try.(とにかく試しにやってみよう。) |
「物は試し」の意味をスッキリ理解!
「物は試し」の意味を詳しく
「物は試し」は、何事もやってみないとわからないのだから、まずは実際に試みることが大切であるという意味です。
このことわざにおける「試し」は、「物事の良し悪しや真偽などを実際に調べること」「実際に試みること」を表します。
挑戦をするときにはリスクはつきものです。失敗を恐れ、挑戦に消極的になってしまう人も多いでしょう。
しかし、それが成功するか失敗するかは、実際に取り組んでみなければわかりません。
「物は試し」は、最初から諦めてしまうのではなく、何事もまずは試してみるべきだ、という教えを表します。
なお、「物の試し」という使い方は誤りですので、注意しましょう。
「物は試し」の例文
- 初めて挑戦する分野だからといって、上手くいかないと決め付けては何も始まらない。とにかく物は試しだ、まずはやってみよう
- うちの会社にはもっと革新的なアイデアが必要だ。物は試しだ、社員および関係者全員に意見を募集してみよう。
「物は試し」の類義語
「物は試し」には以下のような類義語があります。
- 手を下す
- 旗を揚げる
「物は試し」の英語訳
「物は試し」を英語に訳すと、次のような表現になります。
- Let’s just give it a try.
(とにかく試しにやってみよう。) - You never know what you can do till you try.
(やってみて、初めて自分の能力がわかる。)
「物は試し」を表す英文の一つに Let’s just give it a try. があります。
この文においては “Let’s just” の部分が一つのポイントで、 “just” が「まあいいから(とにかくやってみよう)」というニュアンスを強くしています。
また、よく使われる英文に You never know(どうなるか分からないよ)というものがあります。
これに “until you try(試してみるまでは)” という文を組み合わせることで「やってみるまで(結果は)わからない」という意味になります。
まとめ
以上、この記事では「物は試し」について解説しました。
意味 | 何事も実際にやってみなければ成否はわからないのだから、とにかく試みてみるのが良いということ |
---|---|
類義語 | 手を下す、旗を揚げるなど |
英語訳 | Let’s just give it a try.(とにかく試しにやってみよう。) |
何事も挑戦するまでにはあれこれ考えてしまいがちです。
しかし、たとえはじめはうまくいかなかったとしても、その都度軌道修正していけばいいのですから、まずは飛び込んでみることも必要かもしれません。