今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「オージー」です。
「オージー」の意味や使い方、語源、類義語についてわかりやすく解説します。
☆「オージー」をざっくり言うと……
英語表記 | オージー(OG) |
---|---|
意味 | 卒業や退職をした女性の先輩 |
語源 | 「年上の女性」という意味の英語 “Old Girl” から |
類義語 | 卒業生 |
「オージー」とは?
「オージー」の意味を詳しく
「オージー(OG)」の意味
「オージー(OG)」とは、女性の先輩のことです。
ただし、単に「先輩」ではなく、「卒業や退職をした女性の先輩」という意味を持ちます。
学校ならば卒業、会社ならば退職をした人でないと “OG” とは言いません。
「オージー(Aussie)」の意味
次に “Aussie” の意味について説明します。
「オージー(Aussie)」とは、オーストラリアのことです。
カタカナで書くと全く同じですが、英語の綴りは違うので注意が必要です。
“Ozzie” “Ossie” “OZ” とも略されることもあります。
本来の発音は「オーシー」の方が近いのですが、豪牛肉輸出推進団体という団体が「オージー」という日本語表記を定めたため、日本語では「オージー」と言われます。
「オージービーフ」という言葉を聞いたことがあると思います。
これは「オーストラリア産の牛肉」という意味です。
このように「オージー」は、「オーストラリアの」という意味の所有格になります。
「オジーライフ」ならば、「オーストラリアでの生活」、「オージースタディー」と言えば「オーストラリアへの留学」という意味になります。
また、単体で名詞として使われるときには「オーストラリア人」「オーストラリアドル」という意味になります。
「オージー」の使い方
- オージーの方々が部活動の訪問に来た。
- オージーの凄さが身に染みてわかる。
- オージービーフは安くておいしい。
- オージーの暴落が為替の混乱を招いた。
- オージーの友人に観光名所を案内してもらう。
➊と➋は、先輩の女性という意味で使われています。
➌は「オーストラリアの」という意味の所有格、➍は「オーストラリアドル」、➎は「オーストラリア人」という意味で使われています。
「オージー」の語源
「オージー(OG)」の語源
「OG」の語源は英語の “Old girl” です。
“Old Girl” の頭文字を取って “OG” です。
直訳すると「年上の女性」「年長の女性」という意味です。
“OB” という言葉を聞いたことがある人もいると思います。
こちらは “Old Boy” という意味で、「卒業、退職した男性の先輩」という意味の略称です。
ちなみに、この言い方は日本でしか使われません。
アメリカで “OG” と言うと “Original Gangster” の略になっていしまいます。
“Original Gangster” は「生粋のギャングスター」という意味です。
「オージー(Aussie)」の語源
オージー(Aussie)の語源は「オーストラリア(Australia)」です。
オーストラリア人の人は言葉を省略するときに、語尾を “y” や “ie” に変化させます。
ビスケット(biscuit)はビッキー(Bickie)、テレビ(television)はテリー(Telly)のように省略します。
「オージー」の類義語
「オージー」には以下のような類義語があります。
「オージー(OG)」の類義語
- 卒業生
- 先輩
「オージー(Aussie)」の類義語
- オーストラリア人
- オーストラリアドル
まとめ
以上、この記事では「オージー」について解説しました。
英語表記 | オージー(OG) |
---|---|
意味 | 卒業や退職をした女性の先輩 |
語源 | 「年上の女性」という意味の英語 “Old Girl” から |
類義語 | 卒業生 |
英語表記 | オージー(Aussie) |
---|---|
意味 | 「オーストラリアの」という意味の所有格 |
語源 | “Australia” の語尾を “ie” に変化させたもの |
類義語 | オーストラリア人 |
全く違う2つの「オージー」の意味について説明しました。
どちらもきちんと理解しておきましょう。