今回ご紹介する言葉は、熟語の「節目(ふしめ)」です。
言葉の意味・使い方・語源・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。
☆「節目」をざっくり言うと……
読み方 | 節目(ふしめ) |
---|---|
意味 | 物事の区切り目 |
語源 | 竹の生態 |
類義語 | 「転換点」「ターニングポイント」「一段落」など |
英語訳 | turning point(ターニングポイント・節目) |
「節目」の意味をスッキリ理解!
「節目」の意味を詳しく
「節目」の意味は、物事の区切り目です。「木材や竹などの節のあるところ」という意味もあります。人生など一定期間の中における大事な区切り目となる部分を言う時に使用します。
また、「節目(せつもく)」と読む場合もあります。その場合、「木の節」の他に、「小分けにした一つ一つの箇条」という意味があります。箇条とは、細かく分けた一つ一つの項目を指します。節目(ふしめ)とほとんど同じ意味ですが、節目(せつもく)の方が、より細かく分けた区切りを指しています。
また、中国語にも節目という言葉があります。ただし、こちらはプログラム・演目という意味です。日本語の節目とは違う意味であるため、注意しましょう。
「節目」の使い方
- 社長との出会いは、人生の節目となる出来事であった。
- 二十歳はは君にとって節目の年だ。
- 町政施行100周年の節目にイベントを企画した。
①の例文は、社長との出会いが、その後の自分の人生を変える区切り目であったことを表しています。②の例文は、人生において成人する二十歳の年は、一つの大きな区切りだということを言っています。③の例文では、町政施行 100周年を 1つの大きな区切り目としていることが示されています。
「節目」の語源
物事の区切り目という意味の「節目」の語源は、竹の節の部分を節目と言ったことにあります。
竹は中が空洞になっており、その分早く上へと伸びていきます。その際、節は竹をしなやかな状態に保つ役割を果たしています。つまり、節があることにより、竹は倒れることなく成長することができるということです。
そのことから派生して、物事の大事な区切り目となる部分も「節目」というようになりました。
「節目」の類義語
「節目」には以下のような類義語があります。
- 折り目:物事の決まりやけじめ
- 転換点:状態や方向が変化する転機となる地点や時点のこと
- ターニングポイント:転換点・分岐点
- 一線:はっきりとした区切り
- 変わり目:物事の変化する時
- 一段落:物事の間につけられた区切り
「節目」の英語訳
「節目」を英語に訳すと、次のような表現になります。
- turning point
(ターニングポイント・節目)
まとめ
以上、この記事では「節目」について解説しました。
読み方 | 節目(ふしめ) |
---|---|
意味 | 物事の区切り目 |
語源 | 竹の生態 |
類義語 | 「転換点」「ターニングポイント」「一段落」など |
英語訳 | turning point(ターニングポイント・節目) |
「節目」には、このような意味や使い方があります。上司の還暦や両親の結婚30周年など、節目を迎えた人が周りにいる場合はお祝いをすると喜ばれるかもしれません。