ガジェット(gadget)の意味とは?類義語やウィジェットとの違いも解説

言葉

ガジェットとは「ちょっとした小物、小規模なソフトウェア」という意味です。

ガジェットは電気屋さんなどでよく聞く言葉ですが、詳しい意味や使い方は知らないという方も多いのではないでしょうか。

この記事では、ガジェットの意味や使い方、類義語、具体例について分かりやすく解説しています。

☆ガジェットをざっくり言うと……

英語表記ガジェット(gadget)
意味ちょっとした小物、小規模なソフトウェア
語源英語の “gadget”
類義語ウィジェット
デバイス
小道具  など
具体例スマホのガジェット
パソコンのガジェット
Windowsのガジェット  など

「ガジェット」の意味

ガジェット

  1. ちょっとした小物、気の利いた小道具
    例:スマホの展覧会はガジェットマニアにはお祭りだ。
  2. 【IT分野】小規模なソフトウェア
    例:新しいOSに合うガジェットをダウンロードする。
上記のように、ガジェットには大きく二つの意味があります。

それぞれの意味について詳しく見ていきましょう。

意味①:ちょっとした小物、気の利いた小道具

ガジェットは、「ちょっとした小物」「気の利いた小道具」という意味です。

具体的には、アイデアグッズやスマホ、パソコンなどの小道具のことを言います。

また、小型電子機器などはデジタルガジェットと言う場合もあります。

意味②:【IT分野】小規模なソフトウェア

ガジェットは、IT分野において小規模なソフトウェアという意味があります。

具体的には、スマホやパソコンで使用する計算機やカレンダーなどのことを指します。

「ガジェット」の使い方

ガジェットは、以下のような場面で使用します。

  • ちょっとした小道具を指す場合
    例:パソコンの部品を買いにガジェットショップを訪れる。
  • 小規模なソフトウェアを指す場合
    例:例:デスクトップの余分なガジェットをアンインストールする。
どちらの場合でも、ちょっとした便利なものというニュアンスが共通しています。

また、ガジェットには以下のような関連語があります。

  • ガジェット好き
  • ガジェットオタク
  • ガジェット通信
それぞれについて詳しく見てみましょう。

「ガジェット好き」について

「ガジェット好き」とは、デジタル機器などが好きな人のことを指す言葉です。

デジタル機器は便利グッズとしてだけでなく、最近ではファッションの一部としても使用されています。

「ガジェットオタク」について

「ガジェットオタク」とは、デジタル機器などが好きで探求心に強い人のことを指す言葉です。

そのため、「ガジェット好き」よりもさらにガジェットに対する愛着のある人というニュアンスがあります。

一方で、「ガジェットオタク」は罵倒する言葉としても使用されるため、注意が必要です。

「ガジェット通信」について

「ガジェット通信」とは、東京産業新聞が運営する日本のニュースサイトのことです。

当初、2ちゃんねるの開設者である、ひろゆき(西村博之)さんなどが記者を務めていたこともあり、2ちゃんねるやTwitterを活用した記事などが掲載されていました。

「ガジェット」の語源

ガジェットの語源は英語の “gadget” です。

“gadget” には以下のような意味があります。

  • 目新しい装置、道具
  • 時計やカレンダーなどの小さなプログラム
  • 役に立たない物
“gadget” の意味はカタカナ語とほとんど違わないことが分かります。

しかし、“gadget”に「役に立たない物」という意味があるのに対し、ガジェットにはそうした意味はありません。

また、1850年代に書かれた本から、名前が不明な道具に対してGadjetと呼んでいたという記録があります。

こうした背景から、“gadget”が「役に立たない物」として扱われるものになったのではないかとされています。

「ガジェット」の類義語

ガジェットには以下のような類義語があります。

  • ウィジェット
    システム画面などに小さく表示される単機能のアプリケーションソフト
  • デバイス
    コンピューターに外部接続する機器・装置
  • 小道具
    こまごまとした道具類
  • アクセサリーソフト
    手軽に利用できる、シンプルで便利なソフトウェア
それぞれについて詳しく見てみましょう。

「ウィジェット」について

ウィジェットとは、システム画面などに小さく表示される単機能のアプリケーションソフトのことです。

ガジェットとウィジェットには以下のような違いがあります。

ガジェットとウィジェットの違い
  • ガジェット
    ソフトウェアとして独立して動けない
  • ウィジェット
    ソフトウェアとして独立して動くことができる

ガジェットがデスクトップ内に限定され独立して動けないのに対し、ウィジェットは独立して動くことができます。

「デバイス」について

デバイスは、それ単体で特定の働きをする電位部品や機器、周辺機器の総称です。

具体例には、マウスやキーボード、モニターなどの機器を指します。

「小道具」について

小道具とは、こまごまとした道具類のことです。

ガジェットの「ちょっとした道具」と意味と同じニュアンスを持っています。

「アクセサリーソフト」について

アクセサリーソフトとは、手軽に利用できる、シンプルで便利なソフトウェアのことです。

具体的には、時計やカレンダーなどのソフトウェアを指します。

そのため、アクセサリーソフトはガジェットやウィジェットと呼ばれることが多い言葉です。

「ガジェット」の具体例

具体的なガジェットとしては以下のようなものがあります。

  • スマホのガジェット
  • パソコンのガジェット
  • Windowsのガジェット
それぞれについて詳しく見てみましょう。

スマホのガジェットについて

スマホのガジェットには、以下のようなものがあります。

  • スマホ用広角レンズ
  • スマホ用カメラリモコン
  • Bluetoothイヤホン
  • 自撮り棒
  • ワイヤレス充電器
  • バッテリー内蔵型スマホケース
どのガジェットも、スマホの機能の拡張や利便性を高めるために使用されます。

パソコンのガジェットについて

パソコンのガジェットには以下のようなものがあります。

  • 大型モニター
  • SDカード
  • USBメモリー
  • キーボード
  • 充電式電動エアダスター
どのガジェットもパソコンの機能や利便性を高めるために使用されます。

Windowsのガジェットについて

Windowsのガジェットには、以下のようなものがあります。

  • カレンダーアプリ
  • 時計アプリ
Windowsのガジェットはアプリのようなもので、時計やカレンダーなど使いたいものを選んでパソコンに設置・使用できるようになっていました。

しかし、最近ではそのセキュリティの脆弱性があることから、WindowsのWEBサイトでの提供は終了しています。

ディズニーキャラクターの「ガジェット」

ディズニーには、「ガジェット」というキャラクターがいます。

「ガジェット」は、「チップとデールの大作戦」という作品に登場するネズミの発明家のキャラクターです。

また、東京ディズニーランドには「ガジェットのゴーゴーコースター」というアトラクションがあり、「ガジェット」はディズニーの人気キャラクターだと言えます。

「ガジェット」のまとめ

以上、この記事ではガジェットについて解説しました。

英語表記ガジェット(gadget)
意味ちょっとした小物、小規模なソフトウェア
語源英語のgadget
類義語ウィジェット
デバイス
小道具 など
具体例スマホのガジェット
パソコンのガジェット
Windowsのガジェット など

ガジェットは、英語の “gadget” がカタカナ語になったものです。

英語には、「不要なモノ」という意味がありますが、ガジェットにそうした意味はありません。

こうした意味の違いに注意しておくといいでしょう。