「有言実行」の意味とは?使い方から英語まで例文付きでわかりやすく

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「有言実行(ゆうげんじっこう)」です。

言葉の意味・使い方・由来・英語訳についてわかりやすく解説します。

☆「有言実行」をざっくり言うと……

読み方有言実行(ゆうげんじっこう)
意味口にしたことを実行すること
由来「不言実行」から
英語訳Carry out one’s words(言ったことを実行する)

「有言実行」の意味をスッキリ理解!

有言実行(ゆうげんじっこう):口にしたことを実行すること

「有言実行」の意味を詳しく


「有言実行」は、口にしたことは何が何でも実行するという意味です。

「何が何でも」という部分がポイントです。実行しようという意志がとても強いのです。

「有言」は、言葉が有るという読み方になりますが、分かりやすく意味を考えると、「何かしらの言葉を口にする」という意味になります。その言葉の内容を「実行」するので、「口に出したことを実行する」という意味になります。

「有言実行」の使い方

  1. 本当にかっこいい人は、有言実行だ。
  2. 政治家は有言実行でなければならない。
  3. 有言実行で、早稲田大学に合格した。

①の例文は、「有言実行」に対する人々の印象です。例えば、部活でサッカーをやっている男の人がいたとします。その人が「明日の大会で、シュートを決める」と大勢に向かって宣言したとします。

この時点で「有言」です。つまり、口に出すことはできました。そして、本当に大会でシュートを決めることができると、「実行」もできたわけです。この流れが「有言実行」です。宣言して本当に成し遂げることに対して、かっこいいと言っているのが例文です。

 

②の例文は、政治に関する例文です。政治の分野では、「有言実行」の四字熟語が使われることがとても多いです。なぜならば、政治家にとって「有言実行」で行動することが大切だからです。

政治家には政権公約を掲げますね。「もし私が政治のリーダーになったら、社会をこういうように変えます」という宣言のことです。

例えば、もし総理大臣になったら全国の大学の学費を無償にするというマニフェストを掲げていたとします。もし、市民が全国の大学の学費に関して高いと感じているならば、その政治家は当選しやすいです。

 

なぜならば、市民が変えたいと思っていることを変えるのが政治家だからです。そのため、「当選したらこのようなことを行う」というマニフェストを公表します。

マニフェストを掲げて、当選しても総理大臣時代に何もやらなかったとしたら、約束を破ったということになります。つまり、実行していないのです。1番良いのが、マニフェスト通りに改革を行うことです。だから「有言実行」の人が好まれるわけです。

新聞などで、当選した人が思うように改革をしてくれなかった場合、彼は有言実行ではなかったなどの書き方もされますので、覚えておきましょう。

 

③の例文は、受験生に関する例文です。自分の志望校があっても、恥ずかしくて人に言えないものです。しかしながら、受験する学校を堂々と公言して、実際に合格を勝ち取って、口に出したことを実行する人もいます。

「有言実行」の由来

実は、「有言実行」は「不言実行」という四字熟語を由来にもちます。

「不言実行」の意味は、「有言実行」の反対です。つまり、何もやらずに実行するという意味です。この四字熟語の「不」という部分の文字を「有」に変えて、反対の意味を持つ「有言実行」ができました。

このように、「有言実行」は反対の意味をもつ四字熟語からできたのです。この点がほかの四字熟語に比べて独特です。

「有言実行」の英語訳

「有言実行」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • carry out one’s words 
    (言ったことを実行する)
  • do what you said
    (言ったことをやりなさい)

“carry” は運ぶという意味ですが、 “carry out” で実行するという意味の熟語になります。そして、 “one” は1という意味ではありません。ここでは、人という意味です。 “one” を “his” や “her” に変えて、「彼や彼女の言葉」とすることも可能です。

「有言実行」のニュアンスにしたいときは、 “one” を “my” か “your” に変えると良いでしょう。自分に対して、「有言実行」と言いたい場合は “my” です。一方で「有言実行」を語りかけて誰かに伝えたい場合は、 “your” を使うと効果的です。

 

“do what you said” は、幅広い意味で「有言実行」という意味になります。しかしながら座右の銘や自分に対して語りかける時には全く使いません。このフレーズには、お説教をするようなニュアンスが含まれているからです。

「自分が言ったことをやりなさい」というように命令するときに使います。喧嘩しているときなどによく使うフレーズでもあります。例えば、お母さんと小さな子どもがいるときです。

毎日部屋の掃除をするという約束を子どもが守らないとき、このフレーズを母親が使うことになります。母親が子供に向かってお説教をしている場面で、イメージは掴みやすいです。英語の日常会話ではよく出てくる表現なので覚えておきましょう。

まとめ

以上、この記事では「有言実行」について解説しました。

読み方有言実行(ゆうげんじっこう)
意味口にしたことを実行すること
由来「不言実行」から
英語訳Carry out one’s words(言ったことを実行する)

「有言実行」は、多くの人々の憧れでもあります。何か目標を口にするだけでも、とても勇気がいることです。たとえその目標を口にして、多くの人に笑われても、もし目標を達成することができたらとても尊敬されます。

みなさんもぜひ、この記事で「有言実行」の意味や使い方を理解して、素敵な人間になりましょう。